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ー雪山ー175

 裕実はそういったタバコもお酒もしないのか一人ジュース飲んでいた。  そして雄介が食べ終えた頃には和也も望も顔を赤くし、 「お前等ってホンマはお酒弱いんとちゃうか? たったビール三本位で顔が茹で蛸のように顔を真っ赤になってんでー」  そう言う雄介は望達と同じでビール三本目なのだが顔色の方はまだ変化がなく四本目に突入している。 「んー、でもな……酒は呑まないとやってらんねぇだろ? 俺たちの仕事っていうのはさ……すっげぇ、ストレスが溜まるんだしよ。 それを患者さんの前で出す訳にはいかないだろ?」  望はそう言いながら雄介の事を見上げる。  だが酒の力というのは凄いという所であろうか。 望は瞳を潤ませ顔を赤くした状態で更に雄介の事を誘うような瞳で雄介の事を見上げていた。 そんな姿を見せられたら雄介の方はたまったもんじゃない。  そんな望の様子に雄介の方は頭を抱え込んでしまう。  そんな雄介をよそに望は無意識なのか酒の力をなのか望が雄介の事を誘うような瞳で見上げている。  普段の望なら絶対にそんな事はしないだろう。 隣にいる雄介に仕掛けたようで雄介の足を撫でて雄介の体をギュッと抱き締める望。  その望の行動に体をビクリとさせたのは雄介の方だ。  そして和也の方はその様子を見ていた。  和也はその望の行動にニヤニヤとし、 「なんやかんや言ったって、やっぱり、お前等ってラブラブなんだよな。 絶対、望がそんな事をするのは雄介だけだぜ。 ホント、望はお前にお似合いって感じだよな」 「んー、なんだ? 和也ー、和也も俺に甘えて欲しいのか? なら、甘えてやっても構わねぇぜ。 俺はお前の事嫌いじゃねぇしな」  そう言う望に和也は呑んでいたビールを吹き出してしまう。

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