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ー波乱ー175

「それはどういう事かな?」  裕二はまったくもって今上がっていた三人の事は本当に知らないのかもしれない。 とぼけた風でもなく普通に答えたのだから。 「じゃあ、他の3人については親父関係ではないって事だな……」 「そういう事だったのかー。 なら、俺は今まで通り裕実とー」 「ラブラブしてもいいって、事やんな……ほなら、俺もー」  そう雄介は望の抱き付こうとしたのだが、みんなの前ではそういう訳には行かず、 「みんなの前で、そういう事はすんな……って言ってるだろうが……」  ベッドへと顔を出してきていた雄介の首を右手だけ回し、ふざけて首を締めるマネをする望。 「本当ー、お前等は相変わらずだよな……つーか、望が素直になればいい話なんだけどさ……俺は、ま、とりあえず裕実とラブラブな事するけどー」  そう和也の方は裕実の肩へと腕を回し裕実へと視線を合わせると裕実の方は流石にみんなの前だからという事もあるのか顔を赤くしながらも和也と唇を合わせる。 「本当……恋人っていいもんなんですね。 僕に方も早く作りたくなってきちゃいましたよ」  そう颯斗は裕二に告げる。 「いいんじゃないのかな? この子達みたいに幸せが訪れると思うよ」  二人がそう微笑んでいる中、和也は颯斗の方へと向かい、 「お前はさ……ただ、院長の指示に従ってただけなんだろ? なら、俺にもう気とかそういうのがないんだったら、仲間にしてやってもいいぜ……これからは俺達と遊んだり、飲みに行ったりしないか?」  と和也は颯斗の前へと立ち颯斗の事を見上げながら言う。 「ありがとう。 こんな僕だけど、これからの宜しく……」 「ああ」  和也の方は颯斗と握手まで交わすと笑顔で裕実の所へと戻るのだ。 「本当、和也って、誰とでも仲良くしちゃうんですねー」 「そう拗ねんなよ。 好きなのはお前だけだからな……あ、違った……愛してるのはお前だなんだから、心配すんなって」 「もうー! 和也! ってば! 平気な顔してみんなの前でそんな事、言わないで下さいよー」  裕実にしてみたら本当に恥ずかしいのであろう。 顔を真っ赤にしながら和也の胸を叩くのだ。 「さて、我々の方は行こうか? この子達の邪魔だしね」 「ですね……」  そう言うと裕二と颯斗は望の病室を後にする。

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