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ー過去ー25

「そうだな……それがいいかもな」  そう和也が納得したと同時に裕実がお風呂から上がって来る。 「お風呂ありがとうございます。 次、望さんいいですよ」 「ああ……。 じゃあ、入って来るな……」  望はそう言うと一旦、二階に上がって着替えを持つとお風呂場へと向かう。 「なぁ、裕実ー、何で、実琴との兄弟説をあんなに否定すんだ?」  和也からの唐突な質問に裕実は目を丸くする。 「また、それですかー? だから、僕には本当にっ! 兄弟なんていませんからね」 「だから、なんで、それを強調すんだって聞いてんのー。 もし、もしもさ、実琴が裕実からしてみて本当の兄弟だったらどうするんだよー。 ってか、俺的には五十パーセント実琴とお前は兄弟だって思ってるんだけどな」 「では、その五十パーセントの根拠ってなんですか?」 「だってさ、そこは顔が似てるだろ? 苗字も一緒だろ? 後は名前に共通点があるって所かな? 後は血液型も近いもんがあったらもっと可能性があるようにも思えるんだけどな。 ってか、逆に言えばこんなにも共通点がある方が難しいんじゃねぇのか?」 「そうとは限りませんよ。 苗字が一緒な人というのは明らかに珍しい苗字ではない限り沢山あると思いますし、顔が似てるのは世界には自分に似た人が三人いるっていうのですから、そこも関係無くないですか? 名前だってそうですよー。 そう考えればただの偶然としか思えないんですけどね」  確かに裕実の言う通りなのかもしれない。 和也達の一致している意見というのは、確定的な物では無くまだまだ曖昧な点だ。 「血液型だってそうですよー。 世界では全部で四型しかないんですから、それだけ一致していたら兄弟っていうのはおかしくないですか?」 「まぁ、確かにそうだけどよ……。 ま、遺伝子検査してみれば分かるって事だろ?」 「まぁ、そこは確かな所ですけどね」 「なぁ、もし、お前と実琴が兄弟だったらどうするんだ? 約二十五年振り位の再会になるんだろ?」 「そうですね。 確かにそうだったら嬉しい事なのかもしれませんけどね。 複雑な気持ちなのは変わらないかと思いますけど……。 それに、本宮さんと和也さんっていうのは昔付き合ってたんでしょう? 確かに今僕は和也と付き合っていますけど、和也からしてみたら兄弟で付き合っていたって事になりますよね? それはそれで複雑っていうのかな? それと、まだ、和也が本宮さんの事解決出来てませんからね」 「ま、確かにそうだよな……」  和也は少し考えると、

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