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ー天使ー75

 そう言う和也だが、こういうとこに行くと一番はしゃぎそうな感じな雰囲気はある。  みんなが準備を終えると早速、望達は和也の車へと乗り込むのだ。  何処かに出掛けるとなると、いつも和也の車になってしまうのは和也の車は国産車で雄介でも望でも和也でも車の運転が出来るからであろう。  今回も和也が運転で助手席には裕実が座る。 そして後部座席には和也の後ろに望で裕実の後ろには雄介で雄介と望の間に琉斗が座ったようだ。 「とりあえず、遊園地に出発!」  そう元気よく和也は言うのだが、望と裕実はそんな和也に対し溜め息を漏らす。  和也はそれを言った後に雄介の方に顔を向けると、 「お前はさぁ、さっき、望が言っていた通りに遊園地に向かっている間、寝てるんだからな!」 「分かっとるって……。 その約束で今日は遊園地に行けることになったんやからな」 「ま、そういうことだ」 「ほな、おやすみ」  雄介は仕方なしにと言わんばかりに睡眠をとることにしたようだ。  雄介が眠りにつくまで和也達は静かにしている。 流石に周りがうるさいと寝れないと思ったのであろう。  浅い眠りの際には周りの声や音は聞こえてきてしまう。 そこで雄介にも気になる話をしていればゆっくり寝れる訳がない。 だが深い眠りについてしまえば周りがどんなにうるさくしていても寝ている時というのは耳には入って来ないのだから、そこまでは和也は話さないように我慢しているようだ。  望の家を出てから約三十分を過ぎた頃、車内には雄介の微かな寝息が聞こえ始めて来た。 「やっと、雄介……寝れたみたいだな」 「ああ……」  望はそう答えると、両腕を組み左肩の方に頭を預けて眠る雄介の姿を見て安心したようだ。  和也はちゃんと前を見て運転をしながら暇そうに足をブラブラとさせている琉斗に声を掛ける。 「なぁ、琉斗……雄介おじさんのこと好きなのか?」  いきなり和也にそんなことを振られ琉斗は今まで俯けていた顔を上げると、 「うん! 凄く、好き! だって、雄介おじさん、いっぱい玩具買ってくれるし、遊んでくれるし、格好いい消防士さんだからね!」  子供らしい答えに和也はクスリとすると、 「そっか……琉斗にとって雄介おじさんはいい人なんだな!」 「でもでも、和也兄ちゃんも! 望兄ちゃんも! 裕実兄ちゃんも、みーんな好きだよ」

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