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ー天使ー151

「それは和也の仕事だろ? 俺は自分の仕事が終わったんだから帰るからな」 「ええー!? それ、マジかよー」 「お前が仕事しなかったのが悪い」 「分かったって」  望はそんな和也にクスリとすると、ロッカールームへと消えて行く。  和也は雄介に近寄ると、 「ホント、お前と望はラブラブだよなぁ。 今だってよ、雄介が居るから、掃除手伝わないで望は帰ろうとしてんだぜ」 「ま、少なくとも和也よりは俺の方が上やろな?」 「それはそれでいいんだけどさぁ」  和也がそう言うと、望はロッカールームから出てくる。 「ほな、またな」 「ちゃんと、掃除してから帰るんだからなぁ」 「分かってるって……」  和也は元気なさそうな声を上げていたのだが、次の瞬間にはテンションが上がったようだ。 「和也。 僕も掃除手伝いますよ!」 「お! 裕実じゃん! 何で、お前がここに!?」 「ドアの向こうで和也のことを待っていたら、望さんが『部屋に入っていい』って言って下さったので、入って来たんですよ」 「そっか……望が帰っても俺には裕実が居るんだもんなぁ。 もう、望なんかより裕実の方が何倍もいいしな」  望は和也達までも一緒にすると、雄介と二人きりの時間を過ごすのだ。  琉斗が居る間はあまり二人きりの時間が出来なかった。 琉斗が居ることもあって例え二人きりの時があったとしてもラブラブなことは出来る訳もなかったのだが、今日からは二人きりで琉斗がいない時と同じ生活が始まる。  しかも雄介は今やっている仕事を辞め新しい道へと歩もうとしていた。  しかし、これから、また、どんな生活がこの二人に待ち受けているのか分からない。  だが、どんな困難なことが起きても恋人同士である二人でなら、きっと乗り越えることが出来るだろう。 【天使】END NEXT→【決心】

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