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ー決心ー61

「……へ? それ、本当か!?」 「それなら、私の病院が忙しくなるってこともないからね。 それがニュースになれば、私の幼なじみの病院の評判ががた落ちになることはないしね。 これが一番の解決法だと思うけど……」  その裕二の考えに納得する三人。  確かに、そうだ。 裕二の幼なじみである男は逮捕された。 その為にそこの病院の信用が一気にがた落ちになるのは間違いない。 そのおかげで望達が働く病院に患者さんが流れてくるのは分かっている事だ。 それで望達が大変になるのは目に見えているのだから。 それでは望達も休む暇がなくなってしまう。 それなら裕二がその病院を買い取り、その病院までも裕二が院長として居れば、両病院にとっていいことであろう。 「ま、そういうことだよ。 だから、病院はいつも通りってことかなぁ? とりあえず、君達は和也君の車で帰るんだね?」 「まぁ、とりあえずはそうだな」 「じゃあ、私は歩夢を連れて帰るよ」 「ああ」  裕二がその場から去ると、和也は感心したように言うのだ。 「やっぱり、望の親父さんって凄いよなぁ」 「まぁ、そうなんだけどさぁ。 ま、まぁ、本当の理由は、今は病院を買い取って大変かもしれねぇけど……後々、倍になって儲かるからじゃねぇのか?」 「まぁ、いいことをしていれば、自分に返って来るってことだろうなぁ」 「そうだなぁ」 「さて、俺等も帰ろうぜー! 後、数時間もすれば、裕実も上がりだろうしさぁ、ひとまず、病院に帰って、一眠りして今日は裕実とどこかに行こうかなぁ? 望達もどこかに行った方がいいんじゃねぇのー?」  そう和也はにやけながら先に歩き始める。  そんな中、望は何も言わずに雄介のことを見上げるのだ。  ただ望が見上げただけで望が何が言いたいのかが分かったのか、 「望がどこかに行きたいって言うんやったら行ってもええで……」  だが、その雄介の言葉に目を座らせる望。  雄介はその意味に気付き、 「せやったな。 俺が引っ張らなぁアカンかったって事やったわぁ」 「そういうことだ……」  望も歩き始めると、雄介は望の後ろから声を掛けるのだ。

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