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ー平和ー25

「……って、それどこじゃねぇんだよ!」  和也は部屋へと入って来ると、望が座っている横に立ち、 「な、望……一つだけ確認していいか?」 「何言ってんだよー、まったく、お前って奴は……何度言ったら分かるんだ!?」 「ま、まぁ……ちょっとだけ俺の話を落ち着いて聞いてくれよな。 とりあえずさぁ、まさかとは思うけど、望、今日は小児病棟には行ってねぇよな?」  少し望は呆れながらも答える。 「俺が子供あんま好きじゃないのはお前も知ってるよな? 小児病棟はよっぽどの用事がない限りは行く訳ねぇだろ?」 「だよなぁ。 だから俺もそうだと思ったんだよ。 それで急いで俺はココに戻って来たんだけどさ」  さっきっから和也は望からしてみたら意味不明な事を言っているように思える。 だからなのか望は和也の言葉を首を傾げながら聞いていた。 「それに、悪いけど、望は子供の視線に合わせて話す奴でもねぇしな」  そして和也は独り言を漏らしていると、 「つーか、それが、和也が走って帰って来て、思いっ切りドアを開けた理由と関係あんのか?」 「だから、望のことだから小児病棟なんて絶対に行かない筈なのに、俺はこの目で望が小児病棟で子供と話をしてる姿を見たんだよ!」 「だから、俺が小児病棟に行く筈がねぇって言ってんだろ? それに、お前と分かれてから俺は真っ直ぐにここに戻って来たるしな。 お前、夢でも見たんじゃねぇのか? 夢と現実を勘違いしてるとかなぁ」  どうやら望は和也の話を信じてないようだ。 望は和也に向かい、そう言うと、再びパソコンへと視線を移す。 「そんな訳ねぇんだけどなぁ?」  そう和也は小児病棟で望を見掛けたことに少し自信を無くしてしまったのか独り言を漏らす。 そして何かを思い出したのかもう一度、望の方に顔を向けると少しふざけた顔で、 「ドッペルゲンガーだったりしてな?」 「ドッペルゲンガー!? ドッペルゲンガーってなんだ?」 「ドッペルゲンガーってのは、まぁ、もう一人の自分って言った方がいいのかな? とりあえず、自分のドッペルゲンガーを見てしまった人というのは死が近いって言うんだけどよ」

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