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ー希望ー18

「それでは、ご案内致します。 どうやら、本日は他のお客様もご一緒にいらしたみたいですよ」 「他のお客様!?」  その店員の言い方だと、どうやら和也の他に裕実だけでは無いような気がする。 だから望はおうむ返しをしたようだ。 「他にも居るんですか?」 「はい、仕事場でのお仲間のようですよ」  その店員の言葉に望はさっき雄介に言っていたことが現実になってしまったのか、望は納得しながら店員の誘導に従い和也達がいるであろう席へと向かうのだ。  引き戸のドアを店員はノックし開けると、やはり望の思った通りというのであろうか、和也以外に朔望や歩夢と颯斗と実琴がそこには居た。  そして和也は望達のことを見ると、 「あれ? 望……何で、ここにいるんだ?」 「って、それはこっちの台詞でもあるんだよ」 「ま、いいか……何か今日は沢山人が居るけどさ。 ま、まぁ、好きな所へ座れよ」 「あ、ああ、そうだな……」  望達は和也に促され空いていた和也達の横へと腰を下ろす。 「あ、兄さんじゃん! 久しぶり!」 「朔望も歩夢も居たのか」 「なんかねぇ、仕事終わって焼き肉屋に来たら、和也達に会ったんだよね。 そしたら、話してたら、丁度、新城先生達も来たみたいで、ま、合流しちゃったって訳」 「まぁ、みんな仕事終わる時間が一緒位だし、車があるから一緒位に着くのかもな」 「そういうこと。 まぁ、和也は何でか新城先生達と一緒になりたくはなかったみたいだけどね」  朔望のその言葉に望と雄介は納得しているようだ。 「それで、何で新城先生と一緒に居たくない理由を聞こうとしたんだけど……教えてくれないんだよねぇ」 「まぁ、そんなに長い付き合いじゃねぇから教えてくれねぇんじゃねぇの?」 「そんなことはないでしょう。 僕達は結構、仲はいい筈なんだけどなぁ」 「お前が勝手にそう思っているだけじゃねぇの?」 「そうかな?」 「だって、お前等、プライベートじゃそんなに話してねぇだろ?」 「それ、この前、和也とここで語ったんだよね。 だから、僕達は友達の仲な訳さ……」

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