1950 / 2160

ー信頼ー2

「ま、とりあえず、この島に来る時に持ってきた食料の中から何か作るかなぁ?」 「ああ」  雄介は一週間前に持ってきた食料の中から何かを作ろうと漁ってみたのだが、もう食料の方は底をつきそうになっていた。 「……って、そろそろ買出しに行かんと食料の方が無くなってしまいそうやでー」 「え? そうなのか? ま、そこは大丈夫だって……とりあえず、一週間に一回の定期便で親父が食料とか飲料とかっていうのは送ってくれるって言ってたからな。 それが、今日だと思ったぜ。 ここは一週間に一回定期便が来るらしいから、確か……今日がその定期便が来る日だと思ったしな」 「そうやったんか。 ほんなら、上手く食料を使って一週間保たせればええって事なんやな?」 「まぁ、そういう事だな。 そこは雄介に任せるけどよ。 だけど、定期便の方は確かにい一週間に一回だけど、雨とか風が強い日なんかは出れないらしから、そん時にはどうするか? って事も考えなきゃならないって事だよな?」 「せやね……」  望達が会話をしていると急に和也が声を上げ、 「この前、診療所が休みの時に、この島の中を散歩してたんだけどさぁ。 この島には一軒だけコンビニみたいなのはあったんだよな。 だから、その時にはコンビニに頼ったらいいんじゃねぇのか? しかも、そのコンビニATMもあったみたいだしよ」 「コンビニ位は一応あるのか。 まぁ、そん時にはコンビニを利用するしかないみたいだな」 「後は消耗品が買えそうな雑貨店みたいなのが一軒あったかな? ってかさぁ、望達も部屋にばっか篭ってないで、たまには島の中を散歩してきてみたらどうだ?」 「そこは仕方ないだろー。 一応、診療所の休みっていうのは一週間に一回にしているけどさ、それでも、いつ患者さんが来てもいいようにって誰か一人はこの診療所に残ってないといけないんだからさ」 「そっか……ま、確かにそうなんだよな。 医者である二人が不在って訳にはいかないだろうしな。 ま、でも、大丈夫なんじゃねぇ? この一週間、誰も患者さんっていうのは来てないんだし」 「いや、そんな訳には行かねぇよ」 「じゃあ、部屋に残って逆にイチャイチャー、ってか?」  その和也の言葉に急に顔を赤くする望。 「そ、そんな訳ねぇだろうがー!」 「顔を赤くしてまで怒ってきている所を見ると、俺達がこの前、散歩しに行っている間は二人きりだったし、イチャイチャー、ってしていたって訳だ」 「だから、それは違うって!!」  そう思いっきり否定する望。

ともだちにシェアしよう!