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ー信頼ー83

「気にしないで下さいよ。 もう、望さん達と居る時間っていうのは長いんですから、望さん達にどんな話をしたって大丈夫だっていうの分かってますから、聞きたい事があったら聞いて下さいね」 「ああ、まぁ……そうだったな」  その裕実の言葉に安心したのか、気持ち的に望は裕実に向かって微笑み返した直後だっただろうか、和也がいきなり外から中に入って来て廊下を走る音が聞こえて来たかと思ったら、息を切らしながら興奮気味に騒ぎ始めるのだ。 「ちょ、外に出てみろよっ!」 「……って、そんなに慌ててどうしたんだよー。 誰か急患でも来たのか?」 「それなら、普通は診療所の方に来てくれって言うだろうが……。 だから、それは確実に無い! ま、まぁ、とりあえず外に出てみたら分かるって! そうそう! 今まで、ゆっくり出来てなかったから、こういう事に気付かなかったのかもしれねぇけどさ」  和也の言葉に裕実と望は未だに頭はハテナマーク状態だ。 首を傾げてお互い見合っているのだから。 だが和也があまりにも興奮した様子で言うもんなのだから気になったのか、外に出てみる事にした二人。  外に出るとあまり街灯がない島というのは暗く、きっと家に点いている電気が消えてしまえば、人の顔がいや人物さえも認識出来ない位の暗さなのかもしれない。  望達が外に出てから雄介も追い掛けるように出てくる。 「それで、和也……なんなんだよー」 「とりあえず、上を見てみろよ……」  慌てて望達を外へと連れ出して来たのにも関わらず、なかなか答えを言わない和也。 とりあえず和也の言葉に従って空へと視線を向ける。 「うわぁ、なんやねんこれー」 「確かにすげぇよな……」 「確かに都会では見れない光景ですよねぇ」  とそれぞれに感想を漏らすのだ。 「都会だと明る過ぎてポツンポツンとしか見れないらしいんだけど、ここだと周りが暗いからこんなにも星が見えるんだと思うぜ。 天の川っていうやつだ。 俺、天の川って七月七日にしか見れないって思ってなぁ、だけど、こうやって普段の日でも天の川っていうのは見れるんだな」 「みたいやな。 星って何億光年前っていう昔の光りが今地球上に届いてるっていう話やしな。 そんだけ、お星様っていうのは、長く生きておって地球を照らし見守って来たっていう事になるやんな。 しかし不思議やと思わへん? こんだけ宇宙には星があるっていうのに生物が生きてられる星っていうのは地球しかないんやで……」 「まぁ、確かになぁ。 宇宙人が居るって言うけど、そいつらっていうのは何処の星でどうやって生きてるのか? っていうのも未だに地球人は解明出来て無い訳だしな……だから、宇宙人が本当に居るかどうかさえも俺達一般人には分からないって事だ」

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