アルファでボンボンの美青年、ゼルは後先考えず行動する独身貴族。なんとな～く付き合っている美青年、カルロとある日セックスをし始めたゼルは刹那カルロがオメガという事を思い出した。 …このまま中出ししたらコイツ妊娠するかもしれないな……ま、いっか。 それからカルロに中出しをしたゼルは後日エ…と言いその顔を強ばらせた。 カルロがいる室内。 そこでカルロに妊娠した事を告げられたゼルはカルロに自分の子供が写っているエコー写真を見せられ閉口した。 数日前、体調不良で訪れた病院で自分が妊娠している事を知ったカルロはエ…と言いその顔を強ばらせた。 「ゼルの子供だ」 たんぱくでゼル以外の男とは付き合ったりしていなかったカルロは妊娠経験のないボンボン。 なんとなくゼルと付き合っていたカルロは両親に甘やかされ先の事を考えずに生きていた為、その時初めて先の事を考え始めた。 「…どうしよう…」 ゼルの姿がある室内。 そこで自分の子供を妊娠した…と言う事実にうろたえ始めたゼルを見たカルロは刹那その眉をひそめた。 「ゼルお前オレと結婚したりする気なかったのか?」 「…」 「オレがオメガで自分がアルファって知っててなんでこの間避妊具使わなかったんだ?」 …なんとなく…なんてぜってぇ言えねぇ…。 妊娠を知ってからタフになり子供を産みたい…と思うようになっていたカルロは刹那その口を開いた。 「もういい…この子はオレが一人で産んで育てる」 「エ…」 以前とは違うカルロの男らしい言動に驚くと共に自分もしっかりしなければ…と思ったゼルはカルロを妊娠させた責任の取り方を考え始めた。