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episode1-6

1年もこいつの隣にいればいい加減慣れる。 なにせ、入学式で隣になって初めて喋った時からこうなんだから。 『あ!おい高野、千鶴!』 「「ん?」」 『お前ら今日夜空いてねぇ?合コン人数足らねーんだけど。』 「あー、わり、今日俺こいつと予定あっから。」 『だから2人でくりゃぃーじゃんって。』 「ばーか、俺呼んだら全員俺が持ち帰っぞ?」 京が言うと、そうだった、と声をかけてきたそついは引き下がった。 「…京って絶対合コン行かねぇよな。」 「絶対メンバーの中にいんだよ、関係持ったことある奴が。」 修羅場になるのめんどくさいから嫌、と京はあっけらかんと言った。

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