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episode4-13

「……今日は疲れてんだよー…。」 「はいはい。ほら、その酒こっち横しな、水やるから。」 「んー…、やーだー…。」 「やだじゃねぇよ笑ほら、」 俺は仕方なく持っていたグラスを京に渡して 水を受け取った。 「こんなに酔っ払わせるつもりじゃなかったんだけどな笑」 「……京の馬鹿。」 「悪かったって。」 一般的にはどうかはわからないけど 京と飲んでいてわかるのは、俺は多分そんなに酒が強いほうじゃない。 それもわかっているつもりなのについ飲みすぎてしまうから、アルコールっていうのは怖いものだ。 「ちょっと落ち着くまで伏せとけ。」 「…そんなことしたらもう起きねぇけど…?」 「そしたら俺が連れて帰るからいいよ。」 俺は京に言われたようにテーブルに突っ伏して そのまますぐに眠ってしまった。

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