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episode5-16

「…夕方寝すぎたみたいで、もうこれ以上今寝れないんすよね。」 「それで寂しくなってきたんだぁ?」 「……暇だっただけですから。」 京に変なこと言わないでくださいよ、と俺が言うと わかってるわよぉ、とミサトさんは笑った。 「あ、これ、極秘の話なんだけどね?」 「極秘?」 「ちず、この間珍しく悩んでたわよぉ。」 俺が首を傾げると ミサトさんは含み笑いしながら話を続けた。 「侑稀君とどうやって進展させたらいいかわからないんだ、って。」 「京が?」 「そーよぅ。珍しいでしょ?」

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