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episode5-34

【京side】 「…………してたんだよ。」 「えっ…?」 「だから!っ…、男同士ってどーやってその、最後まですんのかってこと相談してたんだよ!」 「…や、え、ちょ、ちょい待ち。なんでそれを、ミサトさんに相談すんだ…?」 「………ミサトさんしかこんなこと話せる人いねぇだろうが、」 京がバイってことも知ってたし、と 侑稀は気まずそうに言った。 「あー、もう、ほんとに、」 「………なんだよ、」 「…ごめん、そんなこと悩ませてたとは思ってなかった。」 「………別に、悩んでねぇし、」 「嘘つけ。」 もうそっち向いてもいい?と俺が言うと 侑稀は少し迷ってから、こくん、と頷いた。

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