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オークとエルフの話

オークのロックは名前の通り堅い筋肉に大きく日に焼けた体の岩のような男だった。オークにしてはやや細面(他種族からみたら十分に強面である)でブルネットの髪をかつては乱雑に邪魔になれば短剣で切って済ましていたが、今はロックの世話をしたがる者が定期的に丁寧な手入れをしてくれている。顔にかかるくらいの頃に適当に処理していたのをロックはこれが好みなのだと思っているようで、顔にかかるかかからないかくらいを保つようになっていた。十代後半から二十代前半の間はとあるオーク族の跡取りとして見聞を広めるべく世界を旅していたが、今は落ち着き集落で族長たる父の補佐をしている。かつて十年近く旅をした世界は広く、様々な人間(人間とは知恵と理性をある一定以上持ち他種族とも交流が持てる生き物の総称であり、オークはもちろんエルフや様々な獣人(いわゆる人間はこのカテゴリでファレスと呼ばれている)達の事を指した)を見てきた。 その旅の過程でロックは、あるエルフと出会った。 エルフは基本的に美しい生き物として知られていたが、ロックが出会ったエルフは中でも殊更美しいと言って間違いないだろう。透けるような白い肌、髪はロックと同じブルネットであっても輝き、切れ長の深く青い瞳に見つめられるだけで人は魅入られ溺れそうになる。このエルフが言うには自分はエルフの男性体としては背が高く体格も悪い方では無いのだそうだが、オークの中でも目立って大きいロックからすれば華奢で可憐と言ってもいいような体躯だった。 名をロータスというエルフの青年は王族傍流で父が辺境を治めていたのだが(ロータスいわく)価値があるとも思えない退屈な田舎であっても権力争いはあり、父が病で隠れたあと跡継ぎのはずだったロータスは己の息子に地位が欲しい叔父夫婦の暗殺から逃れ、自分こそが正当な跡継ぎだと主張するべくエルフの王都を目指していたのだという。ロックは王都へ向かう旅路の護衛をロータスから乞われ承諾した。 オーク族は人間の中でも芸術や文化に対して理解が浅いと言われているが、実際のところ美しいものがなにより好きな種族であった。ただ、美しいもののためならどのような醜いこともできたが為に、美への理解が無いと周囲に誤解されているのだ。その中にあってロックは理性的な方で、たいていのオークであればロータスの見目だけで仮に正当性が叔父夫婦にあったとしてもロータスの側についたであろうが、ロータスと出会った当時に旅で得ていた人脈をできるだけ頼って彼の潔白を調べた。田舎の王族とはいえ蝶よ花よと育てられたらしいロータスは絵に描いたような深窓の公子で、おっとりとしたあまり権力欲もほとんど持ち合わせていない人物であるにも関わらず、王都を目指す事、エルフ王の庇護を得る事になると人が変わり、屋敷から出たことがなく一族や仕える家臣としか言葉を交わしたことが無いと言うだけあって偏見無く無垢に素直に旅の出会いを受け止め学び成長しながらもロック達との関わりが深まるのを恐れている節を見せ、ロータスという人間が見せる内面のちぐはぐさがロックとしては不信感を持たずにはいられなかったのだ。 とはいえ、結局のところロックも美しいものを無条件で好むオークの端くれである。王都へ向かう過程で故郷に母を残していたこと、ただ一人自分だけが何人かの犠牲のはてに逃げ延びてしまった事を深く恥じ入り、矮小な己を勇猛なロック達が呆れ見限るのが怖かったのだとロータスから涙ながらに語られてしまえば(それより前に大体のロータスの事情はロック達にはわかっていたとはいえ)その健気さに打ちのめされ、もうこれ一生護ろうとロックの庇護欲を奮い立たせた。 一生護ろう、ロックはロータスに対し内心で誓っていたがお互いが一族の長である。ロータスが王都に着き、父の後継者としてエルフ王の後ろだてを得れば別れが訪れるはずだった。 それではロックは、ロータスを一生護れない。 だからロックは、ロータスの故郷を手の者を使って滅ぼさせた。 お互いが立場のある身であるからこそ共にいられないというのなら、立つ場が無くなればいい。簡単な話だ。 ロータスがエルフ王と謁見した時には、ロータスの故郷はオークを中心とした野盗団に攻め滅ぼされ討伐隊が向かったものの全てが終わった後だった。これをエルフ王から知らされたロータスは深く動揺し嘆いた(ロータスの母もこの混乱で叔父夫婦に命を奪われてしまったのだ)。 だが、故郷を肉親を亡くそうともロータスはエルフ王の血族である。全てを失った土地を復興し治めるか、エルフ王に問われたロータスは首を横に振りただのロータスでありたいと願った。ロータスを辺境の王と固執させていたものは、ただ母の安否の為である。ロータスこそが王だと、命を落としていった家臣達にまで想いが回っていないロータスの無邪気な傲慢さをロックは喜び、王としての矜持をなにも学ばせず、ただ美しく育てたロータスの両親の暗愚に感謝した。道徳を擬人化し系統だてた宗教という概念を持つ種族であったなら、神にも感謝したことだろう。 もしロータスが故郷の復興を選んだなら、ロックはロータスからロータスを取り返す手段を講じねばならなかったが(ロックがロータスを護ると誓った時から、ロータスはロックの中で自分のものとなっていたのだ)ロータスはロックからロータスを取り上げるような真似はしなかった。エルフ王もロータスが王としては向かない人物であると判断してはいたのだろう、無理強いはせずただ恐ろしく美しいロータスのもっとも有効なありようとしてこのまま食客として王都に滞在しないかとたずね、これにもロータスは首を横に振った。 「もし、許されるのでしたら」「私はロックと共にいたくあります」 はにかんだ顔で伺うようにロータスから言われたこの感動をどう表現したらいいものか、ロックには未だにわからない。元々ロックとしてはロータスは自分のものであったのだが、そのロータス本人からロックのものでありたいと言われたのだ。当然の事であろうとも、改めて言葉にされるとこんなにも感動がおしよせてくるものなのだと、この時から数年たった今でもそれはロックの胸を打ち震わせる瞬間だった。 エルフ王は心底惜しそうな顔をしたものの、ロータスの選択を許し再びロック達は世界への旅を再開した。 長い旅の間様々な経験を重ね人脈を増やし、たくさんの種族の信用を得て、やがてロックの故郷に帰る時が訪れた。 元々思慮深く腕も立ち人心の掌握が上手かった息子の、次期族長の更なる成長を期待された旅であったから、ロック達の帰還はお祭り事のように盛り上がって歓迎されたのだが、そこに現れたロータスというエルフの存在は一大事でもあった。 ロックの両親としては一回りも二回りも成長しているに違い無い息子の為に帰還後はなにより伴侶を探してやらねば、だがあの息子に相応しい相手が男でも女でもいるだろうか、いやいない。などといった具合に楽しい親バカぶりで思い悩んでいたものを、なんかすんごいキラキラした綺麗ななにか(美しいエルフのなかでも抜きん出て美しかったロータスを同じ生き物と認識していいのかオークの脳みそがショートしてしまったのだ)をおみやげに連れて帰って来て、しかもそれが可憐に(ロータスの主張としてはエルフであればロータスを可憐などとは言わない)微笑んでこれからここでロックと暮らしたいのだと言う。オークは美しいものを好む種族である。期待の次期族長が、見たことも無いくらい美しい生き物を持って帰って来た感動に、全員が気を失った。それに驚いたロータスも、気を失った。 ロックの集落で後々まで語られる、微笑み全滅事件である(ついでに噂が噂に尾ひれをつけてロックは旅の果てに、一瞬で人々を昏倒させる魔法を手に入れたらしいと周辺の種族に畏れられるようになった)。 ロックの両親は族長としての矜持を当然持ち合わせており、だからといって見栄を殊更張るような人物でもなかったのだが、ロックが連れてきたおみやげに相応しい家屋敷を建てたいと近隣の様々な種族から優れた職人を集め族長たる己の屋敷より立派な住まいを造らせた。 これに驚いたのはロータスである。オークの集落でオークと共にいたいと願った身であれば、オークに合わせた暮らし習慣を覚えるつもりであったのに、オーク達はエルフが暮らしやすいようにと、住まいをあつらえてくれたのだ(前提としてロックも共に暮らすので、正確にはオークとエルフが暮らしやすい住まいである)。 ロックは、ロータスが暮らしていた場所を知らない。エルフ王の城は、オーク達が建てた屋敷が小屋と嘲られてもなにも言えない程荘厳で美しかったが、ロータスはこの住まいを素晴らしいと喜んだ。 「でもロックは大丈夫?ロックからしたらなにもかもが小さく狭かったりはしないかな?」 当然のように、ロックもここに住まうと思っているロータスが、ロックは可愛くて仕方が無い。ロックがロータスを連れて帰ってきた時から、オーク達はロータスをロックの、自分達の宝だと認識している。ロータスがロックと共にあるのは当然であり、そのためなら誰もがなんでもするだろう。そう、なんでも。 「心配はいらない、ここは俺たちが共に暮らす為に作られている。俺にも十分な住まいだ」 良かったと微笑むロータスに、ロックはかつてロータスを美しいだけの生き物に育てた彼の両親の気持ちがわかる気がした。これからは、ロックがここでロータスをただ美しいままであるように護ろう。帰還からロックとロータスは、ロックの実家でずっと暮らしていたが、引っ越しの日、ただ隣に移るだけとはいえロータスは丁寧にありがとうございますとロックの両親や職人達に感謝を述べ、ロックの父はまた気を失った(他のオーク達はかろうじて耐えた)。きっとこの父は一生ロータスで気を失うなとロックは思ったが、本人が慣れたいけど慣れたくないと言っているし気持ちもわかるのでそのままでいいだろう。 ロックとロータスの共同生活は順風満帆であるかに思われた。 ロックとしてはどうやらロータスを諦めきれていないらしいエルフ王から時おり来る手紙が忌々しいが、親と故郷を亡くしたロータスの孤独を癒す数少ない存在だと思えば許せないものの受け入れるくらいはできた。 だがそんな甘い事を言っているのがいけなかったのか。 ロータスがロックの故郷で暮らして数年経った今、どこかロータスはロックに対してよそよそしい。 以前であれば、ロックがソファに座れば当たり前みたいな顔でロックの膝に乗って来たが、最近は少し隙間を空けた隣に座るようになった。居間や執務室で書き物読み物に手をつければ何をしているのかと覗き込んできたというのに、大人しく終わるのを別室や隣で待つようになった。風呂も共に入っては洗いたがったし洗われたがっていたのが、別々にと言うようになった。ロックの髪の手入れや爪の手入れは相変わらずやりたがってくるけれど、とにかくロックと距離を取ろうとしているようになっているのは間違いない。 これが反抗期かとも思ったが、反抗はされたことがないので違うのかもしれない。だができれば反抗期であって欲しい。心変わり、ひいてはエルフの暮らしを懐かしみ戻りたいと願われたならばどうしたらいいのか。 原因としてはエルフ王の手紙が一番疑わしいが、かといってエルフ王を暗殺したところでエルフの全てがいなくなるわけではない。とはいえもうエルフ王ほんと煩わしいしどうしてくれようかなあいつ。居間で他種族の軍略書をを読んでいたものの、集中できず深くため息をついたロックを隣にいたロータスが心配げに見てきたので、お前の事を考えていたんだと視線で伝えれば、ほほを染めて下を向いた。かわいい。膝に乗ればいいのに。 衝動のままにロータスへ手を伸ばし抱き上げたくなったが、嫌がられたらという思いがよぎり結局なにもできなくなってしまう。以前であればこんな不安など思いもせず好きなようにロータスに触れられたと思うと、今が苦しい。これがものの本にある恋を知って弱くなるというやつであろうか。ロックは読書家であり、様々な本を選り好みせず読んでいたからわりとどうでもいい知識も持ち合わせていた。 しかし、弱いままでいていいはずがない。どうであれ、ロックはロータスを手放すつもりが無いのだ。ロータスがエルフへの郷愁を募らせ戻りたいと願うなら、きちんと考え直し、オークと共にあるのが自分の最良の人生だと気がついてもらわなければならない。説得ではいけない、こちらからの行動で考え直したとしても後々思い込まされた、騙されたと受け身であったことを理由にまた振り出しに戻る可能性もある。自らの意思で、自分はロックのそばが一番幸せなのだと思ってもらわなければ意味が無い。これまでロックは、ロータスが思うロックであることで、ロータスにロックを選ばせてきた。 誰よりも強く、誰よりも賢く、常に冷静で激昂せず何があっても落ちついて事に当たり、万事なんでもないことのように処理をする。決して声を荒げるようなことはなく、全ての者に平等で、優れた者には嫉妬せず称賛を贈り何事にも学び成長し続ける、おおよそこんな奴いてたまるかみたいな人間であってきた。ロータスにこのような素晴らしい友人を得られた自分はなんと幸福であるだろうと思わせて...... あれ?友人? 「うん?」 「うん?」 つい声に出してしまったのを、ロータスも何故か復唱してきた。ほんとかわいい。いやそうでなく。 そういえば、自分達の関係ってなんだろう。 ロックは今になってようやく気がついた。とっくの昔に自分のものだと思ってきていたけれど、明確にどういう関係だと呼称できるような事はなにもしておらず、言ってもいない。自分のものであればパーソナルスペースなど存在するはずも無いと距離感ゼロでやってきていたが、別にゼロ距離なだけで当然深い体の関係なども特に無い。だが自分の両親は、ロータスをロックの伴侶としていたな。そこまで思って改めて隣にいるロータスに目をやったロックは、全身が熱くなる思いがした。このとんでもなく綺麗で護りたいものが、自分の伴侶と扱われていたなんてそんなことあっていいのだろうか。改めてまたロータスに意識を向けると、火照ったロックにつられるようにロータスも赤くなっていた。刺繍の施された長い単衣に薄目の肩布を掛け、肩よりやや長い髪の間からのぞくロータスの赤いうなじを視認したロックはその姿に声がつまるほど衝撃を受けたが目も離せない。やけに己の鼓動が耳に響いて心臓が頭に引っ越してきたかのようだ。酷く汗がにじんできている。ロータスほどには長くない単衣の下に衣袴と室内履きを履いた足が汗で気持ち悪く思え、脱ぎたいがいきなりおもむろに脱ぐのはどうかと思われ堪えた。これが数分前であれば汗で気持ち悪いと脱げたのだろうけれど。 「ロックは......この間の事を覚えている?」 ロックの様子にロータスはやや怯んでいるようだったが、か細く震えた声で問いかけた。恐怖ではなく緊張で震えているようだった。なにか大事なことをロータスはロックに言おうとしているのだ。察したロックは無言でロータスに続きを促した。未だ声が出せないせいもあったし、ロータスの言うこの間がいつの事なのかわからなかったせいでもある。 「サンドとアイアンが来たでしょう?」 ロータスが言う二人はロックの幼馴染みであり、共に旅をしてきた仲間だ。公事であれば主従として、私事であれば親友として遠慮の無い関係の二人であり、当然ロータスの友人でもあった。彼らが訪れたのは、半月ほど前であったろうか。ごく普通に招き入れ、ロックとロータスの二人でお茶を出し、近況を語り合った。よくある事だ。それがどうしたというのだろう。 「二人が、私たちを恥ずかしいって」 確かに言った。客人のお茶をロックが出し、ロック達のお茶をロータスが淹れ、二人の向かいに座るのになんの疑問もなくロータスを膝に乗せたら、お前達は相変わらず恥ずかしいなと笑われたのだ。あの時はなにがだと流せたが、今そんなことを言われたらロックは名前の通りに岩になってしまうだろう。それも灼熱の岩だ。というか思い出してしまったロックは思いだし灼熱の岩になってしまった。 それを見たロータスも益々赤く声を出すのも大変そうになってしまうが、ロックも動けないので助けてやれない。こんなことは初めてだ。ロータスが辛い時は必ず救ってきたと自負しているのに、なにもできずただ見つめるだけしかできないなんて。悔しさに体をどうでも動かそうとするが、鉛のように重い手足はまるで言うことをきいてくれず、ただうなるような声をだすしかできなかった。うなったロックに、ロータスがどう思ったかはわからない。ただ、慌てたように早口になってまた言葉を続けた。 「でも私は恥ずかしいなんて思っていないし、言葉通り恥ずかしいとかみっともないとかで言われたわけでも無いってわかってる」「ただ、恥ずかしいというか、もしかして皆から私たちは......だから......ええと恥ずかしいというか......秘め事を......あまり人前でしないような事をしている関係だと思われてる?って」「そう思ったら、急にロックに今までしていた事が......恥ずかしい......恥ずかしいわけじゃないけど......とにかくどうしてもロックといると体が熱くなるようになってしまって......」 わかる 今ロックがそうだ。どう言ったら伝わるだろうと苦心するロータスに、ロックもどうしたらいいのかわからない。それでも無理矢理動かした腕でロータスを捕まえると、胸の中に抱き込んだ。ロータスの早く脈打つ鼓動がロックに伝わり、ロックの鼓動もロータスに伝わっているだろう。お互いの熱を分け与えるかのようにしばらく動かずにいたが、やがてロータスが小さく身じろぎし、ロックを見上げると同じだねと困ったように微笑んだ。 同じなものか これがロータスと同じなものか。叫べるものならロックは腹の底から叫びたかった。長い長い間、ロータスの理想のロックであれと培った理性が押し止めたが、ロックの方が鼓動が早く、ロックの方が鼓動が大きく、ロックの方が体が硬く、ロックの方が体が熱い。ロータスのように言葉も紡げなければ、ロータスのように微笑めず、ロータスのように相手の鼓動を知って大人しく抱かれるままでなんていられない。ずっとずっと美しくあれと願ったロータスと違って、今の自分を満たす激情のなんと醜い事か。誰か、誰か 「助けて欲しい」 ようやく振り絞った声は、これがロックの出した声かと出した己も疑うほど弱く憐れな声だった。けれどロータスはそれが正しくロックから出た声だとわかったようで、そっとロックの腕の囲いを外すと向き直り、なにも言わずに口づけた。 それは何かの魔法だったのだろうか。百年眠る姫を目覚めさせるような、毒の果実で息を引き取った姫が再び息を取り戻すような。ロックの岩の呪いにかかった体の緊張は解け、出せなくなっていた声が戻り、自分の胸の内を荒らす醜い何かは消え、鼓動は相変わらずだったけれど、ロックに自由が戻ってきた。優しくロータスを抱き締め直したロックは静かな声でロータスにもう一度と乞うたけれど、もうと拗ねたような顔をしたロータスはロックに言った。 「次はロックの番」「私を助けて」 言われたロックは確かにそうだと苦笑して、なによりもまず告げねばならない言葉をロータスに囁いた。

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