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第2話

ー第2話波乱の展開ー 「ん...はぁ...なぁもう、」 「セーンパイ?もう、なんですか?行ってくれないとわからないんですけど?」 「てめぇ... 後で覚えてろよっ...あぁ!」 今はことの最中である。どこでかってそりゃあ学校に決まってる。最悪だ... 「センパイ早いよ ふふっセンパイの泣き顔好きだよ」 「うるさい!早くっ」 ーガラッー 俺の言葉を遮るように教室の扉が開いた。 「へぇ...こんな所で鍵もかけずに何やってるの?」 「チッ... お前には関係ねぇだろハルカ!」 ハルカはリツの友達でリツ同様性格が悪すぎる。友達というよりライバルと呼ぶべきか。とにかく仲が悪い。ハルカという名前だが背が高く筋肉もそこそこあるため全くもって名前と合わない。それにこの学校は男子校だ。 「センパイも何やってるんすか?......」 「なんだよ?」 「いや、可愛いなって」 「え?」 「はぁ!?なんだよお前!センパイは渡さねぇぞ!」 リツのキャラが完璧に崩壊している。 そのくらい頭にきたらしい。リツはドSでしかも嫉妬深い。だからこそこの発言が許せないのだ。 「うるさいな。リツ、お前の意見なんて求めてないんだよ。」 「センパイはな!僕のものなんだよ!誰がお前なんかに!」 そうだ。言っておくが俺はハルカに貰われる気はない。リツとはうまくいってるからな。 「悪いけどハルカ、あんたに貰われる気はないよ。俺はリツが... ーチュッー 「!?!?」 「奪ってみせます。センパイ、あなたの心をリツからね」 「.....死ねぇぇぇぇぇ!!!!センパイ!こんなやつほっといて行くぞ!」 やめてほしい。嫉妬したリツは嫌なんだ。だって絶対頼まないとイカせてくれない!

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