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休息-kyusoku-4
「っふぅ…。んぅ…。」
どんどん頭の思考が痺れたように動かなくなり、樹矢が欲しくて仕方ない欲求が支配していく。
彼の指を必死に舐めて、舌を絡めとって誘うように喘ぐ。
「っ…。ぅふ、ん…。」
厭らしい音が耳までも支配する。
「しゆ。誘ってる?もう…こんなにしちゃってさ…。」
下半身を手のひらが包む。下着はもちろん、浴衣にまで先走りで濡れて湿っていた。
「っん…。みぃくぅん…。もっと…。」
自分から欲しがるなんて、滅多にしない。けれど、今日ずっと樹矢を撮っていて改めて俺の恋人はカッコイイと思い知らされた。彼に対しての好きが撮るたびに貯まっていき、溢れそうになる。
「もう、我慢できないよ?」
小さく呟くと同時に俺の背中に樹矢の体温を感じる。
より密接した俺らはもう、止まらない…。
「んっ…!っはぁ…。ぁん…。」
手が布を潜り抜けて俺自身に直接触れる。
後ろからこんな格好で犯されるなんて恥ずかし過ぎる…。
そんな事は頭の片隅に少し過ぎっただけで、すぐに快感へ導かれる。
「っ、あぁっ…。みぃ…く…!」
「しゆ…。もう挿れたい。」
まともに後ろを慣らさないまま、樹矢は自分の大きくなったソレを俺の穴に宛てがった。
「っ…。んぅ。き、きて…。」
痛いとかそんなのよりも早く繋がりたかった俺は、自分から腰を降ろす。
「っぅうあああ…!!」
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