フフ……諒馬君が、気持ち的に顔を真っ赤にして困ってる。　こういうのは僕的には好きなんだよねー。　それに、諒馬君はさほど嫌がってないでしょう？　だから、苛めてるっていうよりは、イジってるになってると思うからね。 　そうそうイジると苛めるって、ある意味、境界線難しいよね。　多分、相手の子が嫌がってなければイジるなんだろうけど、相手の子が嫌がっていれば、それは苛めるになってしまうのかもね。 　僕的にはイジるっていうのは好きだけど、苛めるって事はしたくないしね。 　ま、いいやー、とりあえず着替えたし！ 「ほら、見て見てー！　僕の体のサイズにピッタリじゃない？　このナース服」 　その僕の姿に諒馬君は顔を手で押さえてまで、そこにしゃがみ込んでしまった。 　とりあえず、どういう反応だかは分からないのだけど本当に諒馬君っていうのはオーバリアクションキャラなんだと思う。 　あー！　そうだ！　京平にも見せて来よう！ 　そう僕は思うと京平がいるであろう大きなベッドがある部屋へと向かう。 　まだ京平はスタッフさんとお話していたみたいだけど、僕がそのナースコスプレのまま京平の所に行くと京平は気付いてくれたみたいでチラリと僕の方に視線を見せた後に、 「その服に気付いてくれたんだ。　そのコスプレ衣装は玲音のサイズにしてあるんだよ」 　そう言って京平は僕の身長へと身長を合わせると、僕の頭を撫でてくれる。 「やっぱり、そうだったんだねー！　だって、この服、僕の体にフィットしてる感じがするんだもん。　フィットって言ってもねー。　本当にジャストフィットっていうのかな？　体に密着されている感じにね」 「ま、まぁ……一応、撮影用だからねー。　玲音の胸の突起が服の上からでも勃ってるようみ見せる為なんじゃないのかな？」 　そう最後の方はコソコソと僕の耳側で言ってくる京平。　その京平の言葉に一瞬、顔を真っ赤にした僕だったのだけど、さっき諒馬君と疑問に思った事を聞いてみる事にした。 「あのさぁ、何で、逆にこの服とかって僕にピッタリだったり、この部屋に置いてあったりしてるの？」 「あ！　そっか……玲音にはまだその話してなかったんだっけ？」