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初体験 ステップ37

「確かに……気持ち良さそうって感じだよね……」  そう京平は僕に向かって軽く微笑んでくれる。 きっと京平も僕の顔を見てもう僕の事を分かってるっていう感じなのだから。  その玩具の強弱を弱のまま、京平の舌が僕の体を這い始める。 首から胸まで、胸からお腹まで、お腹から足先までと中に玩具を入れられながら舌を這わされているのだから、何だか僕としては3Pをやってる感じなのかもしれない。  あ、だから、玩具ってそういう為にもあるのかもしれないなー。 そう疑似の3P体験をする為にね。 しかし京平はこれまた撮影の時とは違うっていうのかな? プライベートの方が丁寧っていうのかな? 撮影の時っていうのは舌の動きが早い感じがするのだけど、プライベートの時の京平の舌の動きっていうのはゆっくりで丁寧な感じがする。 しかも本当の本当に足先まで舐めてくれてるって感じだもん。 そこに体をピクリとさせる僕。  なんていうのかな? 僕っていうのは、ここに入った時からネコっぽかったらしいからネコからスタートしたのだけど、やっぱり僕というのはネコの方が向いているのかもしれない。 だって、そういう事だって本当に気持ちいいんだもん。 でもさ想像出来ないんだよね。 僕が京平とか諒馬君の事を攻めるっていうのか、人の中に自分のモノを挿れるって事が想像出来ないっていうのかな? まぁ、男からしてみたら中にモノを挿れる行為っていう方が本来だったら気持ちいいらしいのだけど……実際、僕の場合にはどうなんだろ? 先ず挿れてみた事もないからね。 僕からしてみたら全くもって未知の事だ。 もしあれだったら、京平に頼んでみようかな? だって京平は社長としてたって事は京平は蕾の中に挿れられた事があるって事でしょう? なら僕のを挿れても平気なんじゃないの?  あー、ホント、ある意味、ヤバいかも……。 だって余りにも緩やかな気持ちいい感じで色々と頭の中で考えられてしまう位なんだもん。 ダメだよねー、ちゃんともっとしっかりとこういう行為を感じないと……。 んー……でも京平が僕のを受け入れる姿っていうのは……それはそれでいいのかもしれないけど、視聴者はそれを求めてなかったら? って思うと違うのかな? でも、たまにはありなんじゃないかな? とも思ってしまう。 あ、そういや……僕他の人の中に自分のモノを挿れた事がある。 ほら前に成都さんも巻き込んで4Pをやって時にね。 でもさ、あん時は無我夢中だったから、僕が成都さんの中に挿れた記憶がそんなに無いっていうのかな? もう訳分からなくっていうのか、そりゃあ、蕾の中とモノと両方っていう感じだったから正確にはどっちが気持ち良かったかなんか覚えてないっていうのかな? そんな感じだったしね。  しかし京平は僕の顔を良く見てるっていうのかな? また僕が集中してない事に気付いてしまったようだ。 「やっぱり、玲音には弱じゃあ足りない感じなのかな?」  って言ってきてる位なんだから。  ヤバいっ! って思ってももう後の祭りって感じだったのかもしれない。 しかも今日はもう二回目なんだから……。 「玲音じゃあ、刺激が弱すぎるって感じなのかな? なら、ねだったっていいんだよ……玲音のいい所は素直な所なんだからね……」  やっぱ、京平の事を怒らせちゃったみたい……こういう時の京平って、少し怖い感じだけど、特にこうお仕置きみたいな事は絶対にしないんだよね。 やっぱ、恋人ってそういう関係じゃないじゃない? だからだと思うよ。 ホント、そういうところも京平の事を好きな所でもあるよねー。

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