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第30話

まずは前立腺に当てるように腰を動かす。 「そこ…ダメ……」 「コリコリしてるの分かるか?」 「分かるからっ!だから…ダメ……」 「それなら、これならいい?」 ギリギリまで抜いて、一気に奥まで突き入れる。 ばちゅんっ! 「かはっ……!!!」 蒼の体が跳ねた。 いきなり奥まで突かれるとは思ってなかったのだろう。 こんな時だが、新しい蒼の一面を暴いてみたかった。 子作りセックスをしているはずなのに…。 奥まで突っ込んで、中でグリグリとさらにその奥を押してみる。 「それ…以上…は…ダメっ!」 そうは言いながらも、蒼の顔は快感に蕩けていた。 「もっと奥まで行けるよな?」 そう言うと、奥の奥まで入ろうと押し入る。 さすがに締まっていて、なかなか入っていかなかった。 乳首を抓って、奥に押し進める。 中が開いて少しずつではあるが、奥に入って行けた。 「そこ…は…ダ…メぇ…」 「いい子だ。もう少し奥までがんばろうな?」 パコパコと奥を突く。 ゴツッ 最奥に届いたようだった。 蒼はもう意識が吹っ飛んでしまって、声にならない声をあげている。 俺の意識ももう保っていられそうになかった。 「あお。もう冷静を保っていられそうにない。止めてやれない。ごめんな」 そこからはどう動いたのか覚えていない。 自分の欲望を吐き出すことでいっぱいだった。 奥までガンガン突き上げ、蒼の中で何度出したか分からないくらい白濁を出し続けた。 落ち着いたのは、自分で覚えている時間から五時間が経過していた。 その間ずっと蒼を抱いていたことになる。 完全に明日怒られるやつだった。 蒼はというと、もう意識を手放し、体がビクビクと反応しているだけだった。 ベタベタになったお互いの体を清めるために蒼を抱き上げ、浴室でシャワーを掛けて清めてやった。 清めている途中で、蒼の意識が戻った。 「いち…」 「気付いたか?体痛くないか?」 「腰、痛い…」 「ごめん…俺も本能に意識持って行かれて何したのか覚えてない…」 「いいよ。……これでできちゃったね」 「そうだな。きっと俺たちならやっていけるよ」 「うん。これから大変になるかもしれないけど、よろしくね」 「なるべくサポートするから、何でも言ってくれよ?」 「うん。ありがとう」 浴槽に湯を張り、二人で入るには狭い湯舟で蒼の背後から抱きしめた。

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