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「……あった……」 ベッドの下を漁ってみるとピンク色の生々しい玩具が入ったケースが見つかった。それはまだ未開封で、透明なプラケースに入ったままだった。 そこには快感を与えられる謳い文句が堂々と書かれていて、思わずそうなのかと錯覚させられてしまう。 「振動……が五段階? なにこれ。振動って、揺れんのか?」 予め持ってきておいた電池を入れ、スイッチをオンにする。すると、玩具が夥しい程に振動し、持っている手にすら振動が伝わってくる。 ──世の男性の中には、こんなものを使ってる人がいるのか。 少なくとも女性用とは書いていなかったから、男性専用のものなのだろう。 とりあえずローションを手に取り、下の服を脱ぎ捨てた。白い太ももとハリのあるふくらはぎが露わになり、男性とは思えないほどにしなやかな足をしていた。 尻を誰もいない宙に突き出し、手探りでローションを垂らす。 なんとか垂らすことに成功したが、何滴か後孔が咥えきれずに床にぽたぽたと滴り落ちてしまった。

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