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指二本だけでは入り切らないだろうから、もう少し解したい。 そう思っていると、ふと握ったままの玩具が目に入る。これも濡らさないと挿れにくいよな。 橙里は、恐る恐る玩具を咥えた。それは確かに稜のものより小さくて、前に咥えたときと質量が全く違った。 ぴちゃぴちゃ、と音を立てながら濡らしていく。粗方濡れたところで、咥えていた玩具を口から離す。 指を二本から三本に増やし、更に大胆に動かしていった。水音は益々大きくなり、橙里の蜜とローションが混ざり粘度が増えた。 指をばらばらに動かしても痛みが全く訪れないので、もういいかと思い指を引き抜く。その瞬間、空いた空間を埋めるように孔がきゅんと動き、橙里は腰を大きく跳ねさせた。 「ぅわっ……!」 なんだこの感覚。 孔がますます締まっていくのと同時に、身体も与えられる快感への期待で震えた。

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