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ほんの数時間前に士郎がしていた事を、今は夫ではない男がしている。 これは夫に対する裏切り行為であり、背徳行為だ。 頭の片隅では理解しているのに、秋乃は廣瀬の髪を掻き乱しながら夢中なって彼の唇に自分の股間を押し付けていた。 久しぶりに味わう快楽に身体は震え、勃起した先端からは喜びの愛液が次から次に溢れてくる。 その淫靡な蜜を音を立てて吸われるたびに、秋乃の唇から甘い声がこぼれ落ちた。 淡いピンク色の下着は太腿あたりまでずり下げられ、もはやなんの機能も果たさずただただ丸まっている。 唾液と愛液で濡れた下着を片手で弄びながら、廣瀬が秋乃を見上げてきた。 「かわいい下着が台無しですね」 眼鏡の奥の双眸は獲物を捕らえた獣のようにギラついている。 秋乃は言い返すこともできず、ただ羞恥に身を震わせながら弱々しく嘆息を吐いた。 「それにしても奥さん控えめな顔してるのに、こんな変態な趣味があったなんて意外ですよ」 「……っあぅ、そんなこと…言わないで、ください」 廣瀬の言葉がチクチクと突き刺さり秋乃は嫌々と首を振る。 しかしその棘のような言葉が秋乃の興奮をさらに煽ってくる。 蔑まされて屈辱的なのにもっと辱めて欲しくてたまらない。 士郎にも殆どされたことのない言葉による責めでこんなにも興奮してしまうなんて信じられなかった。 「いやとかダメとか言う割に、ちゃんと勃起してるじゃないですか?こんなエッチな奥さんにはお仕置きしないといけませんね」 廣瀬はずぶ濡れになっている秋乃の股間を再び口に含むと、激しく扱きたててきた。 舌を這わされ、すぼめた唇で思い切り吸われながら先端か根元まで何度も往復されると、たちまち射精感が込み上げてくる。 「っあ、あ、あっ…だめっ出ちゃ、くちっ、離してくださ…ああっ」 秋乃は切羽詰まった声で泣き喚きながら、必死に廣瀬に訴えた。 しかし廣瀬の口淫は止まるどころかますます激しくなってくる。 ジュポジュポと淫らな音を立ててしゃぶられて舐め尽くされて、散々欲を持て余していた肉体は、込み上げてくる熱にあっという間に飲み込まれてしまった。 「あぁぁっ…っ、あ、ごめんなさ…ごめんなさっ…」 ビクビクと身体を震わせて秋乃は二、三度腰を突き上げると男の口内に強かに精を吐き出した。 溜まりに溜まっていた欲は秋乃の想像を超えるほど量が多かったが、廣瀬はなんの躊躇いもなくその濃くて青臭い粘液を吞み下す。 精路に残った残滓の一滴まで吸い上げると、ようやく秋乃の陰茎が口内から解放された。 男の口から出てきた秋乃の陰茎は唾液に濡れ、ぬらぬらと卑猥に光っている。 すっかり生気を奪われた秋乃は、ズルズルと壁づたいに崩れ落ちると恍惚とした表情で宙を見つめていた。 夫ではない男にイかされてしまった。 士郎ではない男の口でイってしまった。 しかし士郎に対して申し訳ないと思うと同時に、禁忌を犯してしまった事に対して物凄く興奮してしまっている。 廣瀬は崩れ落ちた秋乃から衣服を剥ぎ取ると、ぼんやりと開いていた口に指を二本突き入れてきた。 「ほら、奥さんぼーっとしてないで舌出して舐めてください」 「ん、ふぅ…んんっつ」 「そうそう、しっかり舐めないと奥さんが痛いだけですからね」 口内を好き勝手に蹂躙され、息苦しさに嗚咽が漏れる。 なんとか歯だけは立てないように舌を駆使していると、男が空いている手で秋乃の脚をグイッと広げてきた。 両脚で押さえ付けられ閉じられなくされると、片手で尻肉を左右に押し開げられる。 「あぁ、やっぱり綺麗な色をしている」 あろうことか廣瀬は秋乃のアナルを暴き、そこを凝視していた。 「そこは…そこはダメですっ…お願いです、もう許してくださいっ…」 秋乃は口を弄っていた男の指から逃れると、唾液を零しながら必死に哀願した。 きっとそこをされたら、秋乃はもう戻れなくなる。 その一線だけは越えてはいけないとわずかな理性が訴えてくるのだ。 しかし廣瀬が見せたのは無情にも歪んだ笑みだった。 「だから、そんな蕩けた顔でダメとか言われても説得力無いって言ってるんだよ」 粗野っぽく言うと、先ほどまで秋乃にしゃぶらせていた指を容赦なくそこに突き立ててきた。

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