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秋乃の屹立から迸る蜜と廣瀬の分泌する牡汁をたっぷりと纏わせた肉棒が、狭い腸壁をゴリゴリと抉ってくる。 男の亀頭部は太く、受け入れるのに必死だったが腹の中を穿たれる感覚は秋乃を忘我の果てに連れ去り、あっという間に溺れさせた。 ずっと欲しかったものを与えられた秋乃は、今まで感じたことないほど喜悦に震え男のものを必死に締め上げる。 「顔に似合わず淫乱な孔だ…っ、千切られそうですよ奥さん」 廣瀬が息を乱しながら秋乃の中を攪拌してくる。 繋ぎ目から淫らな音が溢れ、秋乃を更に煽り立てた。 「そんなに気持ちいいんだ?」 廣瀬が甘さを含んだ声で訊ねてくる。 素直に頷く事もできず、秋乃は潤んだ目で男を見上げた。 しっかりと整えられていた男の髪は乱れスーツもシャツもネクタイもよれている。 残酷で、無慈悲で冷血な男。 士郎とは全く違うタイプだし、こんなレイプ紛いな事をされて本来なら憎らしい相手なはずなのに、どうしてこんなに心が掻き乱されるのか。 突然カメラのシャッター音が響き、秋乃はハッとして目を見開いた。 あられもなく脚を開き下半身だけが不自然に持ち上がった秋乃の股間に、スマホの背面にあるレンズが向けられている。 「な…や、やめてっ…撮らないでっ」 慌てて阻止しようと手を伸ばすが、あっさりと両手を掴まれて頭上に縫い止められてしまう。 「奥さんが悪いんですよ、そんなかわいい顔するから」 向けられたスマホが何度もシャッター音を響かせて秋乃の淫猥な姿を捉えていく。 その間も腰を打ちつけられ、掻き回され、秋乃はいや、だめ、と繰り返しながらもめちゃくちゃに感じてよがり泣いた。 恥ずかしい。 恥ずかしくてたまらないのに、身体はマグマのように煮えたぎり、廣瀬の肉棒ごと高みへと道連れにしていく。 二人の息は次第に粗くなり、玄関先には肉同士がぶつかる音が響いていた。 今外を誰かが通ったらきっと何をしているか気付かれてしまう。 けれどもう声を殺すことはできない。 襲い来る強烈な快感の波にもう抗う事はできない。 「言え、ほら、は、の、でイくんだ?」 ガツガツと腰を打ちつけられて、荒々しく訊ねられる。 深い所まで抉る肉の硬直に秋乃は我を忘れて泣き乱れた。 「あっ、あっ……秋乃は、廣瀬さんのっ…おちんちんで……っい、イッちゃいま…んんんっ…くぅぅあああぁっ」 悶絶のよがり声をあげて秋乃はオーガズムを告げると、恥骨を突き上げて絶頂に達した。 尿道からは白い蜜液を勢いよく噴きあがり秋乃の顔や胸を卑猥に彩る。 「………くっ」 低い呻きと共に秋乃の最奥にも(おびただ)しい迸りが発射された。 熱いものが中を濡らす感覚にも感じてしまい、秋乃は再び男のものを締め上げて絶頂を味わわされる。 廣瀬の精子を強かに浴びた最奥は喜びに戦き、雄の証しを媚肉に沁みこませようと競って蠢いた。 秋乃は我を忘れたように男に抱きつくと、キスをねだる。 廣瀬は秋乃の行動に目を見張りながらも、直ぐに舌を絡め口内を舐めつくした。 肉棒が引き抜かれると夫のものではない男の精がたらりと滴り、太腿を伝い落ちていく。 その感覚にも肌を粟立てて感じ、秋乃は薄っすらと笑みを浮かべると体勢を変えうつ伏せになった。 バックの体勢になると男に向かってアナルを広げてみせる。 ぱっくりと開ききったそこから粘液を纏わせた淫らな音が響くと、眼鏡の奥の男の双眸が再び鋭くなった。 「もう一度」 秋乃は甘えた声で次を強請ったのだった。 「行ってくるよ、秋乃」 「行ってらっしゃい、士郎さん」 いつものように玄関先で挨拶を交わし唇にキスを落とす。 「今日も見せてくれる?」 士郎の言葉に秋乃は恥ずかしげに頷くとズボンの前を寛げ、パンティ姿を晒した。 「黒か…最近大人っぽいね」 士郎が驚きながらも蕩けた笑顔を見せてくる。 「いや?」 上目遣いに訊ねると士郎の眼差しがほんの少しギラつき秋乃を強く引き寄せてきた。 「そんな事ないよ。凄くセクシーで色っぽい」 濃密な空気を纏わせて下腹部を(まさぐ)ろうとする士郎の手を、秋乃はそっと制止する。 「ほ〜ら、だめ、飛行機乗り遅れちゃうよ。触るのは帰ってきてから、ね?」 秋乃の制止に士郎は困った顔をしながらも渋々手を離すと、キャリーケースを引いて出て行った。 夫が出ていくのを見送ると、秋乃はそっと玄関を出て鍵を閉める。 向かったのは歩いて数歩の隣の部屋だ。 「廣瀬」と書かれた表札の横にあるインターホンを押すと直ぐに扉が開く。 眼鏡のスーツ姿の男が秋乃を一瞥した。 「旦那さんは出かけたんですか?」 廣瀬の静かな問いに秋乃はコクリと頷く。 「今回は……三日は帰って来ない予定です」 秋乃の言葉に男はほんの少し逡巡すると、すぐににっこりと笑い両手を広げた。 「おかえり、俺の秋乃」 廣瀬の仕草に秋乃の顔は綻び、瞳はトロリと潤んでいく。 「ただいま、京一さん」 隣人との秘密の遊びは今でもまだ続いている。 end.

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