ーーオレは残念な男、ガイ・ジンジャーの幼馴染。 ルックスはイイが中身がちょっと…いや相当アレなガイは行く先々でトラブルを起こすトラブルメイカー。 タチで独身のボンボンで面食いのガイは凶悪なサイコパス…では無いがイイ男とはお世辞にも言えないオトコ。 「…せんせーちんこ見して」 十数年前。保育園の中。そこで保育士の男に問題発言をしたガイは刹那、一人の美少年に声をかけられた。 「ガイせんせいを困らせたらダメだよ」 ガイの幼馴染でしっかり者のシックスはそう言うと保育士に視線を移した。 「せんせい申し訳ございませんでした。コイツには後でちゃんと言い聞かせるのでさっきガイが言った事は聞かなかった事にして下さい」 それから事あるごとにガイが起こすトラブルを解消し始めたシックスはいつしかガイのセカンドマミーと呼ばれるようになりベストセラー作家にもなった。 毎日毎日遊んで暮らしているガイとは対照的な人格と美貌の持ち主、シックスは鈍感な美青年。ガイに自分が惚れている事に気づいていないシックスはある日、エ…という言葉を発した。