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第157話※

「っぅ、ふ、ぁ…ッ」 容量を超えた水が入れ物から溢れ出すような感覚の後、ビクッ、ビク、と数度痙攣し、膝に押さえ込まれた布地の中で熱い液体が弾けたのがわかる。 自分の腹にねっとりと粘液がまとわりつくのが気持ち悪くて、アゼルの口内にうまくできない呼吸を奪われながらきゅっと目を瞑る。 なんだかこの歳で漏らしたようではずかしい。閉じた瞼が羞恥で震えている。 「目ぇつぶんな、シャル。こっちみろ、ちゃんと俺のこと見ろよ」 「んっ、あっ…ぁ、も…っもう、それやめ…あっ」 「くくく。全然萎えてない、そんなに俺の毒は効くのか?」 イった直後で敏感になっているのにそのまま膝で擦られ、下着の中で粘液と混ぜられて芯を失わない陰茎がぐちゃぐちゃにされる。 反射的に目を開けると満足そうに無邪気な笑顔を魅せられて、うぐっと言葉に詰まった。 でも俺はもう限界、だから、だめなんだ。 もっと触れて欲しくて我慢できず、眉根を寄せて声を上げた。 「〜〜っ、もう、ちゃんと触ってくれっ…アゼル、触って…っ」 「くく、あぁもう、やべぇ…かわいい、ちゃんとするから拗ねんな、くくく」 面白がられているのを承知で強請れば機嫌よく笑われ、頬にキスを落とすとアゼルの体が離れていく。 離れるのは嫌で解けていく両腕を熱を貯めたまま伸ばすと、アゼルがその手に頬擦りしてから俺の両足を抱え、膝立ちに座る自分の腰に巻きつけさせた。 そんな体勢にされると、下半身が浮いてアゼルに股間を見せつけるような形になる。 俺は自分の腕で口元と額を隠して、視界を狭めて情けない表情になった。 すごく恥ずかしい格好なのに、毒の回って厭らしいことを求める頭は期待にふわふわと浮かれている。 「よく見えるだろ?この体勢。ほら……ぐちゃぐちゃ」 「ぅ、ぁ、お、俺は、脱がせてって…っ!」 留め具を外され、きっちりと締めていた下衣がくつろげられる。 下着を指先で引っ張られ、とろりと濃い白濁液が重力に従って俺のへそのあたりまでたれてきた。 白い粘液を纏ったゆるく勃起したままのものがよく見えて、泣きそうになる。だから俺は脱がせてくれって言ったのに…っ! 両足をまとめて抱え上げられ、汗と精液で湿った服がするりと剥かれた。 しっとりと汗ばむ素足がむき出しになり、それを抱えるアゼルの手の暖かさにも感じてしまい「ん…っ」と吐息を漏らして震えた。 「シャル、足、自分で持ってろ。俺に全部見えるように」 「っ、変態だな…、ん、ぅ、」 「なっ、俺変態かっ?特殊プレイはしてねえだろ?なあ、オイ、」 抱えた足を持っていろとそのまま押し付けられたから、膝裏に手を当てて自分で抱えながら揶揄ってみるとアゼルはぶすくれてしまった。 こんな格好させておいて、自覚がないのか? もしやこれがノーマルなのか魔族は。だとしたら体が持たないかもしれない。
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