突発SS

こんにちは、月丸です。

獣人オメガバースコンテストの影響で頭が未だに獣人&オメガバースから抜け出せません。

 

新しい話を考えていたのですが……リバがかけない事に気付きました。そこをさらりと端的に書くと、とても短くなってしまったので1つの作品として投稿するのはちょっと…

しかし吐き出したいので、こちらで失礼します。

 

※リバ、メリバご注意ください↓↓↓

 

 

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【移り香】

 

 

「う……くっ……」

俺の中を圧倒的な存在感で犯しているのは……アルファの友人。

「もっと声出せよ……気持ち良いんだろ?」

「大した…自信だな……全然良くねぇよ」

脂汗の滲んだ顔で相手の顔を睨む。

「強がるなよ……」

男は口の端を持ち上げて笑うと俺の首へと歯を立てた。

「う……うあぁ……」

番に……などなるはずが無い。

 
男はアルファ……そして俺も……アルファだ。

 
「うっ……うぅ……ん」

興奮して腰を振る男を冷めた目で見つめる。

……憐れな男……。

 

「次、いつ会える?」

「さぁな……また連絡する」

玄関まで見送りに来た男に素っ気なく返して部屋を後にした。

 


男とは高校で同級生だった。

大学は違ったが、職場で再会した。

高校の頃はお互いアルファと言う事もありライバル同士だった。

2人の間に甘い空気など一度も流れた事は無かった。

 ……ある日、残業をしていると男は興奮して俺に後ろから抱きついてきた。

必死に俺の首を噛みながら『運命の番』だと愛を囁いた。

 
………運命?

そんな訳あるか。

 


「ただいま」

「お帰りなさい!」

笑顔で出迎えてくれたのは俺の可愛い番のオメガ。

素直で良い子だ。

俺が家を出るなと言えば家猫の様に家で俺の帰りを待っている。

飛びついてきて俺の首筋に鼻を寄せる。

「今日の匂い……興奮する……」

頬を赤らめて目を蕩けさせる番の体を抱き上げると寝室へむかった。

匂いに興奮したのか、待ちきれないとばかりに濡れる孔へ欲棒を突き立てた。

「あぁっ!!あ、ああっ!好き!大好き!!」

熱く俺を包み込む肉壁を思うままに穿った。

 


眠る番の髪を搔き上げる。

「お前は俺の番だ……誰にも渡さない……」

俺の噛み痕が未だ残る白い首に唇を当てた。

 
……誰にも渡さない……『運命の番』からお前を絶対守ってみせる。