幻の受賞への道
マイナス発言になるが、私の連敗記録は物凄い。
フジョッシーのコンテストはもちろんだが、エブリスタや本格的な出版社の新人賞にいくつも挑戦し、全てことごとく落選してきた。
最初の結果を見た時のショックに比べたら、2度、3度と繰り返す度に多少はマシになったが、やはりなかなか慣れるものではない。
今は応募はしても、結果までは見ないことがほとんどだ。
仮に受賞したら何かしら連絡が来るだろうし、わざわざ見て傷を増やしたくはないからだ。
そして、今はもはや受賞するためというより、単なる悪あがきで応募しているようなものだ。
きっと私のように、落選続きで書くのを諦めた人もいっぱいいるだろう。
私も何度も諦めては立ち上がりを繰り返した。
ただ、それでも応援してくれる人がいる限り、そして小説を書こうという意思が続く限りは書き続ける。
いつか、幻の受賞を手にするために。