籠の鳥はどっちだ、のこと
元々、お話を作る作業の出だしは、シナリオだったのです。
自分たちが上演するためのものでした。
なので、書く方はむしろ楽でした。
が!
難儀したのは、キャラクターの外見を決めることと、ページ割!
そもそも、漫画は私にとって読むもので書くものではないですから、どれだけん情報量を突っ込んでいいかわからないので、困ってしまいました。
外見に関しては、絵師様泣かせではありますが、基本的には描いてくださる方にお任せしたい方なのです。
だって、自分が書いたお話が、どんな風にアレンジされるのかが、楽しみなんだもん!
そんなわけで、予想外のところで苦労しました(笑)
主役の二人は、最後までどっちが攻めかわからないようにしたかったのです。
どっちが攻めでもおかしくない、格好いいふたりが、お互いを認め合ってパートナーになるのがいいなって。
そして、お題が溺愛だったので、臆面なく。
でも、病まないように、いちゃいちゃしてもらいました。
とはいえ、離れられないくらい好きあって、囲ってるつもりが捕らわれているのっていうのは、健全なんだろうかっていうね(笑)
タイトルはここからです。
どっちが囲われてるのか捕らわれてるのか。
身体をすべて差し出すのと、社会的立場をすべて差し出すの。
それぞれが全部投げ出して好きあってる感じにしたかったけど、うまく書ききれなくて、無念。
なかなか、楽しく興味深いコンテストでした。
けどやっぱり、ページ割は文字書きには無理難題だったと思う……