パズルのピース
「往きゆきてカサンドラ」
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最新第7話を公開中です。R18、地雷多し。直リンはこちら ↓
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更新時間帯を夜に移動しました。理由は前回ブログの通り、
「寝る前に読んで寝つきが悪くなるのと、朝読んで一日暗い気持ちでいるのとどちらがマシかを天秤にかけた結果」
です。まあ、皆さんが更新直後に読まれるかどうかはタイミングでしょうから関係ないっちゃないんですが、気分的に(笑)
ところで、何事もやりはじめるとエスカレートするものですよね。時に悪意。
他人の悪口なんか特にそうですね。そこまで嫌われていなかったはずのAさんについて、誰かがうっすら悪口を言い出す、別の誰かが同調する、その途端に「私もこんなことがあって」「実は私も前から思ってた」「いや、私の時はもっとひどかった」とどんどん悪口合戦が拡大する、そんな光景はよく見られます。悪意は善意よりよほど簡単に共鳴を呼び増幅します。
プロットを考えている時に、もっとややこしい人間関係にすることも考えました。たとえば蘭子と鳳城が実は兄妹で、しかも近親相姦の仲だったとか、いや、百合と蘭子が実は姉妹で同じ男を取り合っていたほうがいいかなとか、いっそのこと鳳城と桝谷が異母兄弟なんてどうだとか、百合は性別適合手術を受けて戸籍も女性になったから鳳城と結婚できたけど元は男性だったりして、とか。
暗く絶望的な展開を書いているうちに、どんどこどんどこそういう底なし沼に向かっていったのです。もっと強烈な、もっとどろどろしたものにしたいと。
そうした「仕組み」にしたほうが「簡単に」闇は深まったでしょう。
でも、そういうことが書きたいのか?と考えたら、そうじゃない。推理小説を書いているわけではないので、伏線回収や謎解きに貴重な文字を費やす必要はないんです。そういった装飾はむしろ邪魔。伝えたいことの本質を見失う結果になりかねません。
最近はドラマでもアニメでも「腑に落ちる」ことが重視されすぎのようにも感じています。複雑な伏線がきれいに回収されることを以て名作と評価する人も少なくないです。確かにそれもひとつの価値ではある。難解なパズルが最後のピースまでカチッと合った瞬間は快感ですから。
でも作品の価値ってそこなのかしら、それだけかしら、とも思うのです。
はまらないピースこそがパズル本体を定義することもあるのではないかしら。
→「キマイラの告解」はこれかな。
あるいは、器に合わせてしなやかに形を変えるピースがあってもいいのではないかしら。
→「Butterfly in the Champagne」がこれに当たる気がする。
はたまた宇宙の膨張のように、本体が形を変えていくことだってあるのではないかしら。
→「その恋の向こう側」はこれだろう、うん。
そんなことを考えながら書いているわたくしでございます。
(→注釈は現時点での私の勝手な思いなので、必ずしも読者さんの読み方と一致してなくていい)
(や、そもそも言ってる意味が全然分からん、というのも全然オッケー、私だって分からん、分からんからつかまえるために書いてる)
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☆コスプレコンテストエントリー作品
「恋するハソラン」
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「Butterfly in the Champagne」
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