多大なる影響を受けております

「往きゆきてカサンドラ」
https://fujossy.jp/books/14383

第17話 琉加、十四歳(3)
https://fujossy.jp/books/14383/stories/274529

 

ようやく、なんちゅうか。アレですかね。BがLしてますかね。まだまだですけどね。


土曜日、萩尾望都先生のトークイベントに参加してきました。BL研究者の溝口彰子先生がテーマを振り、それに対して萩尾先生が答えるという対談形式です。神様とも崇めている先生のお話が伺えて、本当に幸せな時間でした。

 

BLがテーマですから、「トーマの心臓」あたりが中心になるかと思いましたが、主軸は「ポーの一族」でした。それと「メッシュ」と「残酷な神が支配する」にも多くの時間が割かれました。

 

既読の方はお気づきかもしれませんが、「往きゆきてカサンドラ」は「残酷な神が支配する」に大きな影響を受けています。それについて語ると本編以上の長さになること必至なので、詳細は控えますけれども。

 

二次創作的な意味合いでの「影響」でもありません。私は今作で「家父長制」と「母性神話」をメッタメタのギッタギタにして、「愛の再定義」(←溝口先生のお言葉をお借りしました)をしたかった。そしてそれは、「残酷な神が支配する」で萩尾先生が既に描かれているわけです。でも、もちろんそれの模倣という意味ではなく、先生が一度再構築した愛の定義を、私は私で更に壊して、一からもう一度作ってみたかった、という壮大かつ不遜な計画の元に書いたのが今作品です。

 

到底萩尾先生の域にはたどりつけませんが、私なりに頑張って書いております。
苦しく辛い描写も多いですが、読んでいただければ幸いです。

 

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☆コスプレコンテストエントリー作品
「恋するハソラン」
https://fujossy.jp/books/13915

☆オフィスラブコンテストエントリー作品
「Butterfly in the Champagne」
https://fujossy.jp/books/13681

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