長らくお待たせいたしました
えぇそうです。タイトルの通りです。
私が今回この場で述べなければならないのは今回のお話の解説でも一切触れることのないまま過ぎ去ってしまったバレンタイン関連でもなく、お待たせしてしまった皆さまへの謝罪です。でも今回の話の裏話も書きたいので書かせてください。お願いします(切実)。
大変長らくお待たせいたしました。
遅ぇーよって方、大変申し訳ございませんでした。待ってたよって方、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。
私事ですが、今年に入ってから急遽環境が大きく変わりまして、小説を書く時間的・精神的余裕がありませんでした(はい出ました言い訳)……
如何せんマルチタスクが壊滅的にこなせない人間ですので、更新の頻度が落ちるやも知れませんが(というか落ちます。きっと、いやこれは確実に落ちる)、何卒これからもご愛読頂けますと幸いでございます。
えー、ではここらで今回のお話『好きなもの』についての小噺を少々…と言いたいところなのですが、小噺ではないし少々でもないです、めちゃくちゃ長いです、ご注意を。
匡人くんは拉致監禁など大分荒ぶっているように見えますが、これでもちゃんと一線を引いているつもりでした。
自分が大好きな人を甘やかすだけ。面倒事から遠ざけるだけ。あとは正直、今までよりも近い距離で大好きな人を見ていたい、ただそれだけ。好きになってもらうことや付き合うことを目的として監禁した訳ではありませんでした。
きっとしばらく監禁犯の自分は警戒されるだろう。だがそれくらいで丁度いい。そもそも自分が手に入れられる人ではないのだ。変な期待など抱く前に距離を置いて、自分はただあの人の幸せの為に動くだけ。
…なんて、そう思っていたのですが。
いざ蓋を開けてみれば、翔太くんは何とも自由にのびのびしており、警戒心0どころかまるで気心の知れた仲であるかのように接してくれる。
その上翔太くんが好きなものを尋ねるから。
"好き=その人について知りたい" と思っている匡人くんは、"変な期待" を抱かずにはいられませんでした。
その結果匡人くんは翔太くんを手に入れることを決意します。
最後に翔太くんが目にしたのは、匡人くんが抑え込んでいた愛情やら執着やらがじわりと滲み出てきたものですね。『これからは恋人みたいにでろっでろに甘やかして絆していくからな覚悟しとけよ』の意味もあります。
次回こそは、でろっでろな2人をここで冷やかしたいなと思っておりますのでお楽しみに。
ではまた。