「百舌の早贄はウロボロスの輪で惑う」あとがき*ネタバレ有り

「百舌の早贄はウロボロスの輪で惑う」を読んでいただきありがとうございました。
最後まで読んでくれた人が何人おられるかわかりませんが、こんなニッチな癖を詰め込んだお話を読んでいただいて、本当にありがとうございます。


自分でもよくこんなん書いたな〜って思ってます(笑)でも、書くのは楽しかったし後悔はしてません(笑)

 

でも、ベタな恋のお話も好きなんですけど、こういう拗らした感じのも好きなんですよね~
また思いついたら書きたいです。小ネタならあるんですけどね。短編みたいな感じで書いて投稿も有りかなとも思います。いつできるかわかりませんが……

 

 

それではタイトルの解説です。
わかりやすく書いたつもりなので多分わかると思いますが、一応。
まず、「百舌の早贄」というのは簡単に生贄のことを指します。で、誰が生贄かというと登場人物三人ともです。草太は焔次とキスしたくて清隆を騙し、焔次は清隆を呼びよせるために草太を殴り、清隆は草太を引き止めるために焔次の弱点をかたにして草太を脅してます。
それぞれ三人とも何かしら生贄になっているので、贄っていう字が入っている言葉にしたかったので「百舌の早贄」になったんです。
ちなみに「百舌の早贄」っていうのは、百舌という鳥が餌を取った時、枝に串刺にすることが生贄のようなのでそう呼ばれている習性の事を言います。
なので、生贄とはまたちょと違いますが、小説では生贄ってことにしてます。枝に刺すっていうのも三人とも後ろからヤられてるので(笑)象徴的でいいかなと。


「ウロボロス」に関しては作中で解説があった通り、永遠にぐるぐる回って続いていくよって意味です。
ハッピーエンドかどうかは、それを幸せだと思えるかどうかで変わると思ったので、あらすじに、人によると書いたのはこのためです。
ただ、これはバッドエンドだって言われても、それはそれで正しいと思います。
永遠に片思いってそれはそれで辛いですしね。


「惑う」は迷った末にみたいな感じです。正直これに関しては完全に語感で付けたので、あんまり深い意味はありません。

 

タイトルの意味は一応こんな感じでつけてますが、解釈に関しては人によって変わっても良いと思うで、違ってもそれも答えだと思います。
もし良かったら教えてください。

 

この小説を思いついたきっかけは、思いついたのが結構前なのでちょっとあやふやなのですが、確か最初は暴力を振るうどうしょうもない男を好きになってしまった主人公のお話を考えてたんです。で、色々考えているうちに当て馬としてのキャラ出てきたんですが、何故か3Pになってしまって、そこからおかしな事になりこんなことに……(笑)
でも、私の過去作で「コックロビンはもう鳴かない」(アルファポリスで電子書籍化されてます、よろしくお願いします・宣伝)というのがあるんですが、それは元々3P物を書こうと思っていて思いついた小説で。でも結局3P物にならなかったので、リベンジしたかったので丁度いいなと思って、そのまま突っ走ってしまいました。さっきも書きましたが後悔はしていません(笑)

 

今後の予定ですが、まだはっきり決めていません。
一応、なろうの方でファンタジー系の物を書こうかなと思っていますが、変わるかもしれません。例によって書けるかどうかはわかりませんし、BLも書きたいものがあるので、そっちに変更するかも。
あと、最近絵を描きたい欲も出てきたので、そっちを描いているかもしれません。
この小説のイラストとかも描いてみたい……でも、上手く描ける自身がない(-"-)

 

番外編に関しては一個思い付いてはいるんですが、かなり雰囲気が違う感じになってしまったので、番外編は無いかな〜?と思ってます。またなんか書けそうなのを思い付いたら、書きたいなと思います。

 

 

最後に。
繰り返しになりますが「百舌の早贄はウロボロスの輪で惑う」を最後まで読んでいただいてありがとうございます。特にいいねやハートを入れていただいた方、本当にありがとうございました。とても励みになってます。


今後も何か書きましたら読んでやって下さい。よろしくお願いします。

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