『ひろいひろわれ こいこわれ』完結しました

6月の終わりからひと月ちょっとに渡って連載してきました『ひろいひろわれ こいこわれ』、おかげさまをもちまして、本日無事、完結させることができました。

ラスト6話分、一気に更新。

ご来訪くださった皆様、栞を挟んだりお気に入り登録してくださった皆様、そしてたくさんのリアクションで応援くださった皆様、スキを贈ってくださった皆様に心より御礼申し上げます。

 

BL作品を書くようになって、ちょうど半年になりました。

元来、恋愛モノは不得手でほとんど手をつけずに来たジャンルのうえ、書き下ろしなどもってのほか、という執筆スタイルで、基本的に初稿を上げてから2稿、3稿と手直しを加え、大体全体的に納得のいく磨き上げができた段階で、少しずつ見直しをして、最後の手直しをしながら更新、というやり方をこれまではしてきたんですが、ここに来て長年造り上げてきた自分なりの創作スタイルを、思いっきりぶち破っております。

まず、BLってことで、Love抜きには物語が成り立たない。

そして大体4万字くらいを書き溜めたところで連載に踏み切ってしまい、まったく余裕もなく、己を追いこむ形でひたすら更新と書き進めることを並行して成り立たせていく。

 

更新すれば当然ながら書き溜めたぶんのストックは減っていくわけで、なにやら日々追い立てられながら執筆と更新の作業を進めておりました。

なんと言いますか、BL自転車操業スタイル?みたいな?

 

書き進めるほうに集中していると、更新分の書き殴ったままになっている箇所の修正が後回しになってしまい、直前でヒーヒー言いながら「もう、今日の更新は無理かな……」と内心で思いつつ、最後の火事場の馬鹿力的集中力でなんとか磨き上げて更新、という毎日の連続でした。

そんなこんなで、平均2話分くらいずつをコンスタントに更新できて。

ある意味、いい経験にはなったかなと思います。

やればできるじゃん、自分、みたいな(笑)

 

ともあれ、はじめて手がけた『天珠の調べ』の執筆期間が1月末から5月頭まで。

そして2作目となる『ひろいひろわれ こいこわれ』が5月末から7月末まで。

慣れない中でも、なんとかコンスタントに書き上げられているのかなぁといったところです。

これまでは大体、1作書き上げると数ヶ月は平気で遊んじゃってた日々を思えば、なんという真面目ブリなのかと我がことながら驚嘆するばかり。

 

とはいえ、せっかく踏み入れた領域なので、次作もできればひと月かふた月後くらいにはまた連載を開始できたらいいなとは思っております。

その際には是非、お立ち寄りいただければ幸いです。

 

『天珠の調べ』、『ひろいひろわれ こいこわれ』、いずれも「第一回 fujossy小説大賞・秋」にエントリーしておりますので、応援いただけましたらありがたいです。

また近いうちに新しい作品でお目にかかれますことを。

 

 九條 連