【エロ注意】『ラブ、大盛つゆだくで』 累計リアクション2000 over 感謝SS.｡*ﾟ+.*.｡
いつも閲覧ありがとうございます。
ありがたいことに『ラブ、大盛つゆだくで』の累計リアクションが、ついに2000を超えました。
本当に本当に、ありがとうございます。
まだまだ連載中ですので、皆さんにいただいたエネルギーを糧に
引き続き頑張っていきたいと思います♡
例のごとく、リアクションに対するリアクションとして
ショートストーリーを書かせていただきました。
時系列的に、第3章 「ラブ、つゆだくで」 のストーリー後のお話になりますので、多少ネタバレ要素を含みます。
よろしければ、本編を先にお読みになってからお楽しみくださいませ。
そして今回のお話は…。
ガッツリ、エロなので…
性描写が苦手な方、18歳以下の方は閲覧ご注意ください。
ていうか、お礼として差し上げるのに、エロぶん投げるってどうなの…。人として……。
季節外れのネタにはなりますが、（妄想が止まらず暴走して事故りました…すみません）
少しでもお楽しみいただけたら、幸いです。
相変わらず、アホなストーリー&バカップルです？
↓過去のお礼はこちらにまとめています。
【お礼置き場】
https://fujossy.jp/notes/23365
それでは、どうぞ。
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「あー、そういや今日はバレンタインデーかぁ」
朝起きて。
カレンダーを見て、俺は独り言を呟く。
2月14日。
例年通りであれば、クリスマスに次ぐリア充イベントである日付を前にして、厄介な『リア充アレルギー』（第2波）に一人苦しんでいる頃なのだが。
「おはよう、牧さん。カレンダーがどうかしたの？」
先に起きていたらしい鳴海が、洗面所から戻ってくる。
どうやら、寝癖を直しに行っていたらしい。
寝起きだということを微塵も感じさせずに、相変わらず惚れ惚れするくらい完璧なイケメンがそこにいる。
朝日も霞んで見えてしまうほどの眩しい笑顔を向けられて、俺は思わず胸がキュンとなる。
そうなのだ。
今年のバレンタインは、この鳴海というとても格好いい彼氏が一緒なのである。
ほぼ半同棲のような状態で、今日も俺が鳴海の家に転がり込んでいるところだった。
休日でないのが残念だが、二人とも今日は遅番なので、昼までゆっくり過ごせるのはありがたい。
「いや、今日がバレンタインデーだったんだけどさ。チョコ用意すんの、忘れてたなって」
「なんだ、そんなこと心配してたんだ。バレンタインのプレゼントなら、もう貰ったから大丈夫だよ。あのハンドクリーム、仕事中でも使えてすごく助かってるし」
「そうなんだけど。巷じゃバレンタインって言ったら、やっぱチョコだろ。どうせなら、俺もリア充らしいことしたいっつーか」
恋人ができて『リア充アレルギー』を克服できたはずなのに、未だに世のリア充には負けたくないという闘争心はなぜか残っているらしい。
「それに、今日仕事に行ったらどうせいっぱいチョコ貰って来るんだろ？ 鳴海」
「まぁ…。職場の先輩とか、お客さんから貰うこともあるけど。でも、全部義理だよ？」
「そんなん義理かどうかなんて、わかんねーじゃん。……やっぱ俺、今からコンビニ行ってチョコ買ってくる」
「えっ、ちょ……、牧さん…っ？ 別に、そこまでしなくても」
「だってさぁ。俺のより先に、鳴海が他の奴からチョコ受け取るのなんて。俺、耐えられねーし」
先にチョコの匂いをつけて、マーキングをしておきたい。そんな欲望を持て余していると。
ふと、俺はあることを思い出す。
「そうだ！ うちの中にもチョコ、あったじゃん」
そう言ってキッチンから持ってきたのは、ホットケーキにかけようと思って買っておいた、チョコレートシロップ。
そんなもの取り出して一体どうするんだろう？ と呆気にとられている鳴海を椅子に座らせて、俺は着ていた上衣を一気に脱いでみせる。
「ま、牧さん……！？ どうして裸なんかに…」
「まぁ、いいから黙って見てろって」
得意気にチョコレートシロップのキャップを開栓すると、その中身を自分の胸元へと垂らす。
小さな胸の突起の上を、甘いチョコレートの液体がとろりと流れていき。
「ほら、鳴海。召し上がれ？」
鳴海の顔の前に、チョコソースがけ乳首を差し出した。
「…………」
あれ？ 反応がないぞ。……やりすぎたか？
「な、鳴海…？ 早く舐めてくんないと、チョコ垂れるんだけ……ど…ッ！？」
ぐい、と強く腕を引っ張られ。
体勢を崩して、鳴海に跨る形になってしまう。
「あ…、んん…っ。鳴海……ッ」
ぬるりと、鳴海の熱い舌が胸の突起を撫でる。
下から上へとチョコレートシロップを舐め上げられ、ぞくりと快感が全身を駆け巡った。
「や…、あああっ、待って、鳴海…！ そ…そこ、もうチョコない…から……っ」
もうチョコレートを全部舐めたというのに、鳴海は執拗に俺の乳首をちゅぱちゅぱと吸っていて。
「でも、牧さんの乳首……。すごく甘いよ？」
鳴海が上目でこちらを見上げながら、ぺろりと自分の唇を舐める仕草をする。
――あ。なんか、すげえエロい……。
思わず、下半身が疼いた。
「鳴海…、次は俺の番、だから……」
俺は鳴海の体から降りると、屈んで目の前にあるズボンと下着をずり下げる。
勃起した性器を取り出して、そこへさっきのチョコレートシロップのボトルを傾けて。
「俺は、チョコバナナにしよ……」
そう言いながら、チョコレートまみれになった鳴海の股間へと顔を埋めた。
ぺろぺろと茶色いシロップを丁寧に舐め取った後。
先端から根元まで口の中に含めて、ゆっくりと上下に扱いていく。
太い茎を頬の粘膜で強く吸い上げてやれば、口内でその硬さが増していくのがわかって、更に興奮する。
「ハァ…ハァ…。牧さん、エロすぎ……っ」
快感で表情を歪める鳴海を満足気に見上げながら、夢中になって口淫を続けていると。
ゆっくりと、俺の口から鳴海のペニスを外されてしまう。
――あれ？ もう終わり……？
「……あ、チョコ、足りなかった？ さっきから俺ばっか舐めてるもんな。待ってろ、今もっかい出してやるから……」
しかし。俺がチョコレートシロップのボトルに手を伸ばそうとしたら、その手を鳴海に掴まれて制止させられてしまう。
「チョコレートもいいけど……。俺は、牧さんが食べたいな」
吐息混じりの声で囁かれ。
そっと体を引き寄せられて、その逞しい腕の中に閉じ込められる。
「んっ…、鳴海ぃ。……俺、セックスがしたい」
「まだ、時間はあるから…。今から、しよっか……」
お互いの熱い眼差しが交差して。
もし自分がチョコレートだったら、鳴海に見られるだけで、どろどろに溶けてしまうんじゃないかと思った。
「牧さん」
「うん」
「好きだよ」
「うん。俺も」
鳴海が、好き。
唇に愛の言葉を乗せて重ねたキスは。
チョコレートよりも、甘かった。
【連載中】『ラブ、大盛つゆだくで』（※R18）
https://fujossy.jp/books/17547