コラボSSS パート2

 

こんにちは。天白です

 

以前、ブログで呟きましたフォロワー様100人突破記念ということで書きました。コラボSSS!パート2!(台詞だけのショートストーリー)

 

が、出来上がりましたのでこちらにて投下させて頂きます。

 

コラボする作品は「奥さまは旦那さまに恋をしました」×「しろママ!」×「檻の中の劣等種」です。

 

いつも通り、やまなし、おちなし、いみなしのSSSです。本編ネタバレあり。世界観は無視してください。以前のSSSからストーリーは続いてます♪

 

よろしければ♪

 

 

 

滴「ねえ、羽柴さん」
羽柴「どうしました? 滴様」
滴「最近、かぼちゃの食べ物をたくさんみるけれど、何かあるの?」
羽柴「かぼちゃ? ああ、ハロウィンが近づいているからですね」
滴「はろうぃん?」
羽柴「異国のお祭りですよ。元は秋の収穫を祝うもので、そこに悪霊などを追い払うとされる宗教的な意味合いのある行事です。この国では本当の意味でお祭り騒ぎができると、魔女やお化けに仮装をしたり、かぼちゃをくり抜いてジャック・オー・ランタンというものを作ったりします。その為、かぼちゃを使った料理やお菓子が多いのでしょう」
滴「へー。楽しそうだね」
武虎「だろぉ? やってみっか?」武虎チェンジ!
滴「……心臓、飛び出るかと思った」ドキドキ
武虎「そろそろかぼちゃプリンが食いたいって思ってたんだよな~。シキはこういうの、ノってくんないしさぁ。やろやろ!」
滴「かぼちゃプリンって美味しいの?」
武虎「美味いぞ。すっげー美味い」(`・ω・´)
滴「食べてみたい」
武虎「ついでに仮装もしようぜ~」

雑貨屋へGO!

 


柳「トリック・オア・トリートぉ! お菓子をくれなきゃ……」
海「悪戯しましょうか」
柳「え? にゃっ、きゃー!?」強制耳掃除
海「そんなに耳掃除は慣れませんか?」
柳「な、ななっ、慣れるわけないよっ! だってあんな細い道具が耳の中をぐるぐるするんだよっ! しかも海さん、手元が狂ったって言ってわざとビビらすでしょ!」
海「心外な。本当に手元が狂っただけです」
柳「なおさら怖いよ! 心臓に悪いよ!」
海「それで? お前のそれは何ですか? シーツを頭から被って……てるてる坊主ですか?」
柳「お化けだよ! ほらっ、目のところとか怖いでしょ」黒いテープでそれっぽく
海「ああ……海苔かと思いました」
柳「海苔!?」
海「仮装をするならもっとマシな仮装をなさい。子供たちにも老人たちにも馬鹿にされますよ」
柳「う。やっぱり?」
海「ボランティア先でやるんでしょう? 彼らも楽しみにしているでしょうから、やるからには徹底してやりなさい。ショップもまだ開いてるでしょうし、出掛けますよ」
柳「いつになく海さんが、協力的……」ジーン
海(女装でもさせれば泣いて恥ずかしがるだろうな。動画でも撮るか)

雑貨屋へGO!

 


2組が雑貨屋へ


滴「仮装っていろいろあるんだね」ガイコツやゾンビのマスクに内心ビビってる人
武虎「そだな~。最近は特殊メイクも力が入りすぎてて本物と間違えそうなものまであるし…あ、これとか」グロゾンビのマスクを被る人
滴「……」硬直
武虎「作りもんってわかってても結構エグいよな~……って、滴? 大丈夫か?」
滴「……うん」硬直
武虎「あらぁ。こういうの苦手かぁ」
柳「あれっ? 海さん、どこ? 迷子? 迷子なの、海さん?」キョロキョロ
武虎「あ、滴。後ろから人が…」

 

ドン!

 

柳「ご、ごめんなさいっ! 僕、キョロキョロしてて…」
滴「こっちこそごめんなさい。ちょっと動けなくて…あ」
柳「あ! お兄さんっ、あの戦いの!」
滴「あの戦いの時の……」前回コラボSSS参照
武虎「ああ! ファミレスで滴とフードファイター白を見守っていた子!」ゾンビマスクでこんにちは
柳「きゃー!!?」!!( ; ロ)゚ ゚
滴「武虎っ! マスクっ!」
武虎「え? ああ、ごめん。ごめん。忘れてたわ」
柳「びっ、びっくりっ…びっくりしたっ…!」・゜・(つД`)・゜・
滴「ご、ごめんなさい。驚かせて…」あたふた
白「あ~! 3人みっけ」
柳「白さん!?」
滴「あの時の」
武虎「白ちゃん、やっほー。こっちこっち」
滴「武虎? どうして白さんが…」
白「前に特大サイズの苺パフェ食ったじゃん? あの時に意気投合しちゃって連絡先交換しちゃったんだよ。な~♪ 虎ちゃん♪」
武虎「な~♪ 白ちゃん♪」
滴「それで…どうして?」
武虎「俺達がこの店でハロウィングッズを買うよ~ってSNSに呟いたらさ、たまたま呟きを見たフォロワーの白ちゃんから近くにいるよ~って連絡もらったから、待ち合わせることにしたんだよ。ほら、滴も白ちゃんのファンでしょ?」
白「ファンだなんて、照れるな~」(*´∀`*)
滴「あの…後でサインください」
武虎(サイン!?)
柳「あの、僕もサインが欲しいです!」
武虎(こっちも!?)
白「いいぞー。2人の名前も書いとく?」
滴&柳「お願いします!」
月草「何、有名人気取りになってんだよ! もう、ほんとにウチの母親がすみません!!」
白「おっ。露草。なんだ、ここにいたの? やだよ~迷子だなんてこの歳で~」
月草「はぐれたのはアンタだろ! もう、父さんも心配してるぞ!」
白「怒ってるの間違いじゃね?」
月草「しずかーに怒ってる……」
白「虎ちゃん。今夜は帰りたくないよ」ギュッ
武虎「おいおい、白ちゃん。駄目だぜ、息子の前で…」ギュッ
月草「コラー! いちゃつくなー!」(`Δ´)
柳「あ! 迷子! そうだよ、海さんっ」
滴「どうしたの?」
柳「僕も旦那さまとはぐれちゃって……この雑貨屋さん、大きいから」
月草「スマホは?」
柳「それが…店内は電波が悪いみたいで」
白「旦那さんの特徴は?」
柳「えっと、背が高くて、スラッとしてて、黒っぽい服を着ていて、顔はみんながきゃー! ってなるくらいの美形さんで、すっごくモテモテで、最近はちょっとこんにゃろうって思うことが多いけど僕には優しくて、でも意地悪な時もあって、それでも僕の大切な旦那さまです!」(`・ω・´)
武虎「えーと……惚気?」
白「惚気だねぇ」
柳「あと、髪が赤いです!!」
月草「赤い髪なら特徴ありますね。すぐに見つけられそうかな」
白「ところで柳ちゃん、今日は何の買い物?」
柳「ハロウィングッズなんですけど、お化けの仮装をしようと思ってて…」
武虎「ああ、こういうの?」ゾンビマスク
柳「うきゃー!?」!!( ; ロ)゚ ゚
滴「武虎っ」
白「仮装ねぇ。柳ちゃん、可愛らしいからお化けよりこういうのの方が似合いそうだけど…」魔女っ子コスプレ
武虎「ああ、確かに」
柳「どっ、どど、どういうのですか?」怖くて目が開けられない人
滴「あ……柳、くん。旦那さんって、あの人かな?」
海「柳」
柳「海さんっ!!」
武虎(あー、前に見た美形)
月草(父さん並みの美形、すげぇかっこいい)ドキドキ
滴「良かったですね。旦那さんに会えて」
柳「はい! もう、海さん! 駄目だよ、はぐれちゃ!」
海「はぐれたのはお前でしょう。声をかけたのにショップへ入るなりぼけっとしていて…」
柳「だ、だってこのお店、すごく広くてたくさん品物があるんだもん」
白「まあまあ。無事に見つかったんだからさ。手でも繋いで買い物、楽しんできなよ」
海「ええ、そうですね。何処のどなたか存じませんが、この子の面倒を見てくださりありがとうございます」冷ややか~
柳「本当にお世話になりました!」ペコペコ
武虎「そだそだ。これ、どっすか?」魔女っ子コスプレ
海「……。頂きます」
白(貰うんだ)
柳「なに? 海さん、何を預かったの?」
海「お前が化け物になれる仮装キットですよ。ほら、行きますよ。奥さん」
柳「白さん! 滴お兄さん! またね!」
滴「お兄さん……」ちょっと嬉しい
月草「ほらっ。俺達も行くぞ!」
白「ええ~…俺、壱パパに叱られたくなーい」
月草「どっちにしろ叱られるわ!」
白「せーっかく虎ちゃんと滴ちゃんに会えたのに~」
武虎「白ちゃん。離れていても、心はずっと傍にいるぜ」ギュッ
白「虎ちゃん…」ギュッ
月草「だからいちゃつくなー!」(`Δ´)
白「はいはい。滴ちゃん、今度サイン書いて虎ちゃんに預けるからな。また大食いチャレンジの時にでも会おうぜ」
滴「はい。楽しみにしてます」
白「じゃあな~。2人とも」
月草「失礼しますっ」
武虎「いや~騒がしかったな~。よし、滴。買い物続けるか!」
滴「……ねえ、武虎」
武虎「ん~? なに?」
滴「本当に白さんと、何もないんだよね?」
武虎「へ?」
滴「……仲、すごくいいから」
武虎「え? もしかして滴、妬いてんの?」
滴「やく?」
武虎「うっそ! マジで!? 兄ちゃん、ちょー嬉し……いったーい!? もー、シキ! このやろ…聴いてるからって耳元で嫌な音、立てんな!」インカム外す人
滴「武虎」
武虎「なになに? 滴っ。そんなにお兄ちゃんのことが好きか~? もー、モテモテで参っちゃ…」
滴「白さんのサイン、絶対に貰ってね」
武虎「って、そっち!? 白ちゃんじゃなくて俺に嫉妬してんの!?」

 


白「へぶしっ!」
悠壱「品のないくしゃみですね」
白「ん…ずび。誰か噂してんのかな…へっくし!!」

 

 

END!