【ネタバレ】勝手に1周年記念!「あとがき」みたいなもの

こんにちは、ゆりあです。
いつも拙作をご覧くださりありがとうございます!

 

実は2020年の11月29日ぐらいでたぶん、fujossy様に登録して1年ぐらいでした。

最初は腐心(フゴコロ)を全開にできる場所があればと思っておりましたが、何だかんだで途中休憩を入れながらも、1年続いたのは、リアクション、お気に入り、しおり、フォロー等々反応くださる方がいらっしゃるからです。
いつも本当にありがとうございます!
いただいたリアクションたちの分を、いつか、もっといいものを書いてお返しできたら…!と日々悶々と悩むぐらい、めちゃくちゃ嬉しくて、すごく感謝しています。

 

さて。
そんなこんなで、私の中で勝手に1周年が(だいぶ前に)過ぎたので、1年間かけて書いたお話たちについて「あとがき」めいたものを語ろうかなー、と思い、今日は浮上してきました。

1年かけて書いたものたちリストですが、
01。「恋についての些細な事変」9869文字
02。「おいしいひと」9881文字
03。「君、恋ヒ給フコトナカレ」15879文字
04。「地下アイドルの愛されレッスン〜Ωはαの指先に花ひらく〜」73841文字
05。「はじめての、おめがばあす♡」81413文字
06。「そーしゃるでぃすたんす!」15305文字
07。「さよならを言わせるまでは」10972文字
の全7本。
217160文字、略して21万字ちょい書いたことになりました。
(※「【改訂版】地下愛〜」と現在非公開中の「拝啓、サンタ〜」は、
 連載開始月が12月なので、含めていません)
これ、単純計算しただけでも原稿用紙換算で540枚超えとかでした…びっくり。

 

以下、簡単なお話の雑感というか、「あとがき」めいたものを語ります。
ネタバレにはなるべく配慮しますが、もししちゃってたらごめんなさいです。

 


〜〜〜ここからは【ネタバレ】注意です〜〜〜以下、長々と「あとがき」めいた語りです〜〜〜

 


01。「恋についての些細な事変」9869文字
https://fujossy.jp/books/15094
降りてきた話をコンテスト用に1万字以内にまとめるのが大変だったです。
確かブラウザにほぼ直書きで、まだ操作方法もよくわからないまま、
おっかなびっくり書いて投稿した覚えが…。
幼馴染感とか、友だち感みたいなのを出したいなー、と思いながら書きました。
書くとすぐに細かな内容は忘れちゃうのですが、ハッピーエンドを目指したことは覚えてます。


02。「おいしいひと」9881文字
https://fujossy.jp/books/15127
こちらも同じくコンテスト用に書きました。
誘い受けが裏テーマで、ベッドに入るまでどちらが上かわからないように、
というのを意識して書いた記憶があります。
もっと受けの色気と、攻めの理由付けをちゃんとした方が良かったかなー、と今は思います。


03。「君、恋ヒ給フコトナカレ」15879文字
https://fujossy.jp/books/15237
突然閃いて書きはじめた時代モノ?に入るような…?
このお話を書いてる時は、何か変なスイッチが入ってて、
終わるまで、ちょっとトリップ的になってました。
ゾーンに入る?ってやつかもしれません。

最初、受けは仕える系の仕事をしている人、というのと、
「わたくし」の語り口調で書く、というのだけは決まってましたが、
下働とか、遊郭とか、そういう単語は書いていくうちに落ちてきました。

ほぼ直書きで、細かくプロット切らないで書いたお話だったような気が。
最初、これは読者がつかないんじゃないかな…、と思ってましたが、
公開してみたら、全く違っていました。
初めてスキ!をいただいて、すごく嬉しかったのを覚えてます。
ありがとうございました!


04。「地下アイドルの愛されレッスン〜Ωはαの指先に花ひらく〜」73841文字
https://fujossy.jp/books/16652
初めての長編?原稿用紙換算200枚超えの、私が書いたこともないような長さでした。
前年(2019年)の12月末に引いた大風邪が年を越しても治らず、でも何か書きたいし、
どうせならコンテストにも出してみたいし…と、
無理を押して、2〜3週間で書き終えたのを覚えてます。

なので大いに迷走して、かなり話自体が締まりのないものになってしまった気がしてます…。
普段、書き終わるとほぼ内容を忘れちゃうのですが、これについては未練がありまして。
色々粗が見えるので、構成・キャラ立て・展開ともに、
素っ裸にしてリライトしたものを、今、「【改訂版】地下愛〜」として連載中です。

それと、このお話の登場人物には、名前の由来がありまして、
白井花人の白井は白い花(百合の花のイメージ)のような人、からきてます。
ハナは(花)で、咲きゆくイメージで。
ミキ(幹)・ネネ(根)・オトハ(葉)の3人は、植物を構成するイメージ。
フィンは英語のfinal・decisionから、
主人公の今までの日常を終わらせ、決断させるイメージで付けました。
(ちなみに【改訂版】ではフィンの名前はルナに変わっています)
(「ファン」という言葉とかぶるのが嫌だな、と思ったためです。
 ご存知のように、ルナは月。地球から裏側が見えないという特性から、
 隠し事のある人物で、裏側をハナが補う、というイメージで付けた名前です)

あと、イタリア語関連では、
スタジオ「ピアンタ」は「植物」から。
地下アイドルグループの「フィオーレ」は「花」。
テラは「大地」、だったと思います。
テラのミドルネームのフェットは、太っちょ?という意味らしいんですが、
この単語だけはなぜ付けたのか、無意識だったみたいで、思い出せないでいます…。
おそらく幼少期に太っていた、という裏設定を盛り込みたかったのかもしれません。
また、【改訂版】で変わっているテラのラストネームのグレイは、イギリス貴族から取りました。

明は、ハナを明るく照らす存在であってほしい、という願いを込めて、
牧野学は、βらしく、草を食むように大人しそうでいて、
わりとありがちで、個性のあまりない名前を目指して付けのを覚えてます。

ちなみに使っといてアレなんですが、イタリア語の知識はナッシングです…。
外国語の名付けには「ネーミング辞典」などを使いましたが、
何か間違っていたら、全部作者である私の責任です。


05。「はじめての、おめがばあす♡」81413文字
https://fujossy.jp/books/16904
初めての8万字超え。8万字って原稿用紙換算で200枚余裕で超えるらしく…。
最初はそれほど長くなるはずないと思っていて、書いてて途中から青くなりました…。

初めて連載しながら終わりまで書く、をやってみたお話で、めちゃくちゃ大変でした…!
エッチをとにかくちゃんと書く!が裏テーマというか、自分的なマニュフェストでした。
結果、今書くとすれば、エッチは少し省く方向でいくかな?と思うほど、
エッチまみれな話に…(笑)。

果物たちをもう少し前面に出しても良かったかな?というのが反省点です。
書いてる時は、苦しくも楽しかったことを覚えてます。

そしてこのお話でも名付けは少しこだわってました。
αだから「あ」ではじまる赤澤。
Ωだから「お」からはじまる臣。
βだから「べ」からはじまる別倉という名字にしました。
果物たちの名前は、
「もし父親が浮気相手と正妻の子を同時に持つようなロクデナシだったら…?」
という仮説に基づき、林檎と蜜柑なら、間違っても誤魔化せるはず、
と考えたのが(かなり酷い父親像ですが…)、名付けの由来です。
あとは一緒くたにして呼びやすい名前を、と思い、「果物」という括りにしました。

それと、「愛の巣」「巣ごもりのしおり」「装置」などの名称は、
今回はなるべく無個性な単語にしよう、という縛りで付けました。
どこかにありそうで、どこにもなさそうな、パラレルワールドめいた雰囲気を目指しました。


06。「そーしゃるでぃすたんす!」15305文字
https://fujossy.jp/books/17806
05。「はじ、おめ♡」の番外編です。
何でも許せる方向けの、ちょい風刺というか、現実から逃避した話でした。
自粛中、少しでも笑っていただければ幸い、がテーマでした。


07。「さよならを言わせるまでは」10972文字
https://fujossy.jp/books/19003
リハビリ作として上げたものです。
テーマは「別れ話をする」だったかな?ついったさんで言ってたやつです。
今考えると、もう少しひねれたかも?と思わなくもなく。
名前を出さないで二人の関係を書く、が裏テーマでした。


以上になります。

 

大変長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
ちょっと、かなり遅れてしまいましたが、1年間、お世話になりました。
今後、少しずつでも進歩して、もっと楽しんでいただけるお話を書いていければ、と思っています。
趣味にしては、苦しみながらだけれど、それも含めて書くのは楽しい、を再確認できた1年でした。

 

では、また!
よいお年をお迎えください!

 

あっ、現在非公開中のサンタ話は、来年「【改訂版】地下愛〜」の連載が終わったら上げる予定です。

よろしければよろしくしてやってくださいませ。