【没書き出し】シングルBeLlに寝取ラレテマス2020
没書き出し430字余。わいたんの文体サンプルがてら。
あいぽんが全角スペース使えない時期にスマホ書きを覚えまして、段落入れるところは半角アンダーバーにして自サイトに貼り付け→PCから段落入れていく という作業をしていました。そのまま習慣になったので全角スペース使えるようになってもこれ。
半角アンダーバー消し忘れを見つけたら、「ニッコォ( ◠‿◠ )」ってしてくれ。
没なので、未来のわいさんすぐ没だコレと分かるようにコピペまま。
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_目の前でかくりと恋人が動きを止めた。持っていたフォークが落ち、皿の上を滑る。食べかけのケーキが虚しくそのままになる。彼は黒い髪を揺らし、項垂れてしまった。師走(しわす)鍾輔(しょうすけ)は唇を曲げた。ここまでだ。ドアベルが打たれた。反応を示さなくても来客は小さなログハウスに足を踏み入れた。ミルクティーのような髪色に枝のような角、枯葉型の大振りな耳に、全裸。首にはバンダナを巻いている。足は毛皮のブーツを履いたように脛から下は毛に覆われ、蹄になっていた。
「夢の時間は終わったんだゅ……」
_クリスマスツリーに絡まった電飾がちかちかとブルーやピンクに光っていた。遠慮もなく蹄鉄が床を鳴らす。鍾輔の対面で動かなくなった恋人・清野(きよの)天満(てんま)に獣の耳、獣の角、獣の足を持った少年が近付いた。
_鍾輔は、天満の恋人ではなかった。天満の恋人になりすまし、聖夜の2日間を過ごしたのだった。本物の天満の恋人は下界の事故によって長いこと目覚めずにいる天満のもとに足繁く通っている。
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プロット決めなかったので、昨年のものを引っ張る形にしよう…という迷いがまだあって、これは話まとまらんぞということで書き直し。
レスト イン ピース。要するにR.I.P.