コンテストありがとうございました！
暑さ厳しい折り、いかがお過ごしでしょうかーーー？
先日発表になった「短編小説コンテスト～結婚～」に参加した「成長するってこと」を応援くださった皆さん、投票してくださった皆さん、本当にありがとうございました。自分も投票する3作を選ぶのにとても悩んだので、その中で入選を戴くことができ、今もまだ本当に嬉しく&有難い気持ちでいっぱいです。
「成長～」は締め切りの2日前ぐらいに滑り込んだものですが、以前にtwitterの創作ワンライで書いた「僕らはずっとこのままで。大人になんかならないで」とゆー、かつてのB'zの曲名のような自分史上最も長いタイトル（でも本編はめっちゃ短い♪）の男子高校生達の話を何とかしたい気持ちがあったのと、あの話を好いて下さる方より有難い声を幾つか頂き、続きものとして書きました。当初、自分は結婚をテーマには書けないと思い込んでいたのでコンテスト自体を見送る気満々でしたが、「学生結婚」とか「ド田舎」とか「同窓会」とか、当初は全く頭になかった要素や場面が発掘され、書き手の脆弱さを登場人物の浅陽（アサヒ）と智慎（トモチカ）がずんずん超えて、先へ連れて行ってもらった感がありました。このサイトにも作品を投稿されているさくら怜音さんがファンアートを寄せて下さったり、前段の（↑さっきの超長い題名のアレです）話にレビューを投稿してくれたことにも力を頂きました（ありがとう！）。
プロフィールにも書いていますが、電車で隣に立っているような、またはコンビニで同じレジの列に並んでいるような、どこにでもいる男性たちが日常を生きながら恋愛をしている話が好きで、そういうものばかりを書いています。このサイトでも、いろんな方が書かれる素敵な恋愛物語を目にするたびに、「同じようなシチュエーションの話を書いてるけど、自分だったらどんな魅力を持たせられるか？」とか、「こんな表現できるなんてめちゃめちゃすごい！アカン！負けるー！」とか忙しく思っています。
人を好きになることの悦びやとんでもなく切ない気持ち、人と人が触れ合うことで起きる奇跡にも思えるささやかな出来事を掬い上げたいといつも思っていて、いつか自分の子供がもう少し大きくなって、マンガや小説の中の恋や愛に親しむ時に、自分の書いたものも読んでもらえたらという気持ちもちょっぴりあります。子供にも胸を張って見せられるもの、と言ったほうがいいのかな。背徳も鬼畜も二律背反も懊悩も物語の世界にはあって良いもので、そういうものにさいなまれることはあってもそれでも誰かを想う気持ちは素晴らしいんだぞー！と。
そんなわけで夏コン（締め切りが延びて超有難い！）も、他ごとに気を取られながら慌てふためいてギリギリに滑り込むのが目に見えていますが、またどこかで出会う機会があったら読んで頂けたら嬉しいです。
「成長するってこと」
