春節!からの餃子談義
さあ日も改まり、本日2/11は、旧正月でいうところの大晦日(過年)です!
そうです!家族で餃子を作る日ですよ~!(拙著「星期五的晩上(レシピ付)」参照のこと♡)
早いもので、去年の春節にはまだ中国人旅行者がウロウロしていたのに、あっと言う間にコレですもんね~。
でも、その前の2019年11月から中国では「謎の肺炎」がすでに話題になっていたので、年明け2020年1月にすぐに日本への入国制限をしていたら、少なくともここまでの感染拡大は無かったかもしれません。
これは来日中国人が悪いと言う意味ではありません。日本人だって訪中していたわけだし、入国管理したとしても、完全な感染防止は出来なかったと思います。
例年であれば、私も毎年11月には上海蟹を食べに行ってたし…。(けどなぜか、巡り合わせのせいで2017年11月以降中国には行ってないのです。台湾には行ったけど)
ただ、春節さえうまくコントロールできていたら、ここまでの事にはならなかったかも、とも思うのです。あと、台湾的な手腕さえあれば…。
とにかく今日は餃子を作りましょう♪
とか言いつつ、先週末に、いつも非常用に作り置きして冷凍してある餃子を食べ切ってしまい、すでに追加で作って、冷凍庫にはまだまだ餃子が入ってるんですけど。
それでも、餃子を作ります。
だって、作りたいから!(あ~、そうですか、って思ったでしょう?そこのアナタ!)
最後に、餃子にまつわる日中の違いをいくつかご紹介します。
(私にとっては当たり前だったのですが、意外に知らない人もいたので。知ってる人には下らん内容です。ごめんなさい)
その①:中国では基本餃子は「水餃子」。
水餃子とは「ゆで餃子」のことで、日本で時々見かける「スープ餃子」とは違います。また焼餃子は「鍋貼(ゴーテー)」と言って別物扱いです。その昔、大連に日本の「餃子の王将」が出店しました。水餃子の国で、焼き餃子メインの店をオープンしたのですから、その勇気は感嘆しました。(もちろん、すでに閉店。一度くらいは行きたかった…)
その②:中国では餃子に大蒜(ニンニク)は入れません。
これは日本の餃子が、ほとんど焼き餃子なのと関係しているのかなあと思っているのですが、中国で餃子を作る時に、生姜は入れますが、ニラとか大蒜とか、そんなに香りの強い物は入れません。日本では肉の臭みを消すために、入れたのかも?と思いますが、中国では中の餡に大蒜を入れると言うことはまずありません。最近は困ったことに(?)訪日でいろんなことを体験した中国人が多いので、日本式を試している中国人家庭があるかもしれませんがwww
ただし、食べる時のタレ(基本は黒酢のみ)に、おろしニンニクとか、豆板醤とか入れるのはアリです。
私は入れないんだけど、一緒に食べる中国人の友達とかが生のおろしニンニク食べるから、ちょっと臭い…。
その③:中国では餃子は「麺」扱い。そして主食。
これは今でも私は違和感があるのですが、餃子は「麺」なんですよ。てか、中国では「麺」という言葉が、「細長くてツルツルしたアレ」っていう日本式定義じゃなくて、「小麦粉料理」ということなのですが。小麦粉を使った料理全般を指す、中国語の「麺」(という漢字)が、日本に伝わった時に狭義的な「麺(細長いアレ)」として伝わったんでしょうねえ~。まあ、同じ漢字でも日中では意味が違う、というありがちな話ではあるんでしょう。
そして、よく言われるのが「え~、日本人って餃子と米を一緒に食べるの~?」と言うヤツ。類似したものに、関西人に対する他県民からの「え~、関西人ってお好み焼きとご飯を一緒に食べるの~?」というのがありますwww(ええ、食べますよ!だって美味しいじゃん!)
ま、そういうことです。
けど確かに中国の御飯は日本のと違って、パサパサしているので餃子とは合わない気がします。もっと油気とか汁気がないと…。
結局、日本のお米(御飯)が美味しいから焼餃子と合うのであって、中国のお米と水餃子は合わないんですよ。日本のお米生産者さん、ありがとう!
なので、この先、訪日中国人と知り合うことがあれば、日本の中華料理屋さんで「餃子&ライス」を薦めてあげて下さい。焼餃子と白飯の美味しさに、きっと感激してくれるはず…。ハズ…。
さあ、もうアナタも餃子が食べたくなってきたことでしょう!
外食もままならないこの時期、ぜひともご家庭で餃子を作って食べましょう♪
あ、皮が余ったら、ゴマ油塗って軽く塩振ってプライパンで「おせんべい」みたいにして食べると美味しいです♪