dom/subユニバース挑戦してみました!!!難しすぎるな!!!
dom/subユニバース
挑戦してみましたが、これであってる……?から抜け出せなくなったのでとりあえずこちらでチラッと載せてみます😂
後半ちょっぴりR18
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──あ、虐められたい。
水島飛鳥は、獣人を見て突然そう思った。
それも、鋭い目付きをした男性の、蛇の獣人だ。
何故か目が離せずにじっと見ていると、蛇は飛鳥を見てその鋭い目付きが嘘であるかのように柔らかく微笑んだ。
蛇の獣人──蛇好地風は、はたと目が合った飛鳥を瞬時にサブだと理解した。
地風は生まれながら第二の性があった。男女の性とは別のサブとドム、それからノーマルという性だ。
サブはドムに支配されたいという欲を持ち、ドムはサブを支配したいという欲を持つ。そのどちらにも当てはまらない人をノーマルといった。
地風は紛うことなきドムで、幼い頃から支配欲を持っており、これまで真摯な恋愛をすることができないでいた。ドムもサブもなかなか珍しい性別で出会うことの確率が少ないからだ。
地風は初めてサブに出会ったし、飛鳥もドムを見るのは初めてだった。
地風はこれはチャンスだと思い、未だ自身を見つめる飛鳥に近づいてそっと右手を差し出した。
「はじめまして。僕は蛇好地風」
飛鳥は未だぼんやりと地風を見ていて、差し出された地風の右手はそのままだ。
「君の名前は?」
聞かれてようやくハッとした飛鳥は、俯いて視線を外す。
「水島飛鳥、です。」
「そう。ずっと僕を見ているようだったから、話しかけちゃった。」
「あ……」
飛鳥は『しまった』と表情で言うと、地風は笑って飛鳥の右手を取る。
「よろしくね。」
「……よろしくお願いします」
「唐突で申し訳ないんだけど、君はサブ?」
飛鳥はひくっと喉を引き攣らせた。
というのも、普通サブかドムかノーマルかを直接聞く人間はいないからだ。
初めての経験に飛鳥は困惑しながらも頷く。
「よかった。違ってたら失礼かもしれないなって思って。僕はドムなんだ。よかったら仲良くしない?」
「ぁ、えっと……」
『仲良くしない?』とはどういう意味なんだ。
プレイをしようということか、ただ友達になろうということなのか。
(サブとドムの間には特殊なコミュニケーションがある。
コマンドといい、ドムがサブに対して命令を下す。サブにとってはそれが幸福で、ドムにとっても同様。
そしてサブがドムの命令を聞き入れることで欲求を満たし、信頼関係を築く。
その一環を『プレイ』と表されている。)
「ああ、まずは友達から、どう?」
「……プレイは、無し……?」
「嫌ならしない。僕は飛鳥君としてみたいけどね」
プレイにおいて、制御権を持つのはサブだ。
ドムはサブが許さない限り何も出来ない。
それを知っていて飛鳥はプレイは無しかどうかを聞いた。
地風は信頼に値するか試されているのかな?と思い、飛鳥に全てを委ねる返答をした。
「俺……プレイ、したことなくて」
「うん」
「……友達から、始めて……したいなって思ったら、してみたい、です……。」
「じゃあそうしよう。改めて、よろしくね。」
こうして蛇と人間、ドムとサブの恋愛が始まった。
■
飛鳥の恋人は蛇の獣人である。
不意に抱きしめられると絞め殺されるんじゃないかと思うことはあるし、たまにシーと言って二股に割れた舌を出す時は食われるかと思うこともある。
けれどそんなことは置いておいて、飛鳥が一番まずい、死ぬ、と思うのは恋人──蛇好地風とのセックスの時。
まずはその二股に割れた舌でペニスを舐められる。
おおよそ人間にはできない舌技で毎回翻弄されたあとは、ヘミペニスという蛇特有の二本のそれを後孔に一本突っ込まれる。返しがついていて中をゾリゾリ抉られながらもう一本は飛鳥のペニスと兜合わせされるわけだ。
これで飛鳥は毎回快感で狂いそうになる。逃げたくても全身筋肉の蛇からただの人間が逃げられる訳もなく、アヘアヘ言いながら最終的には屍になるのが常。
「ただいまぁ」
「はひっ!」
運命的(?)な出会いをして一年が経った。
初めはプレイをするかどうかと考えていたが、あの時期は何だったのか。今や飛鳥と地風は同棲をしている。
「stay」
「ぁ……」
卑猥な考え事をしていた飛鳥は、何故だか咄嗟に逃げようとして、けれど同時にコマンドが出されたことで体にビィィンと痺れるような感覚が走った。
被支配欲という本能が爆発し、逃げることはやめてそこに留まった。
「come」
come──来い、と言われ飛鳥は地風の傍に寄る。
すると地風は満足そうに口角を上げた。
「good boy」
サラッと飛鳥の頭を撫でる。
その手つきは優しく、飛鳥は頭の中をふわふわさせて嬉しそうに微笑んだ。
その表情にドキドキしつつ、地風は続けてコマンドを出す。
「kiss」
「ん……」
身長の高い地風の唇に自身の唇を合わせるために背伸びをする飛鳥。
ちゅ、ちゅっと何度か唇を啄む。
「可愛い。飛鳥、もっと可愛い姿見せてくれるよね。ベッドにいこう。今日も沢山意地悪してあげる」
「ぁ……嬉しい……」
「あーあ、だめだ。今日話していい言葉は『はい』か『いいえ』の二つだけだから。ね、わかった?」
「はい」
飛鳥は命令された通りに返事をして、促されるままベッドに移動する。
淑やかにそろりと寝転がると、変温動物である蛇のひんやりとした手が飛鳥の頬をソロリと撫でた。
「strip」
strip──脱げ、と言われた飛鳥は恥ずかしそうに服を脱いで床に落とす。
躊躇うことなく全裸になった彼に、「crawl」と言うと、飛鳥は四つ這いになった。
後孔が丸出しになり、そこに地風が触れる。
ビクッと震えた飛鳥は快感が欲しくなって腰をユラユラと揺らす。
途端、パンっと乾いた音が鳴り飛鳥は臀に走る痛みに大きく震えた。
「stay」
「は、い」
ここまでで飛鳥は陰茎を勃起させ、今にも達しそうになっていた。
支配されている、地風にお仕置きされている、と思うと興奮して仕方がなかった。
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多分続きますが、やっぱりこれであってる……?🤔
普段書いてる鬼畜攻めのがそれっぽい気がしてます😂