『無造作紳士の黙示録』集中連載開始

https://fujossy.jp/books/22589

 

秋の小説大賞応募作品です。賑やかし位にはなるでしょう。本日から週末に掛け集中掲載しつつ、期日までちょこちょこ言い回しや誤字脱字の修正を加えていく予定です。通知?がうるさいやも知れませんが、しばらくお付き合い頂ければ幸いです。

 


ちょうど1年前に掲載した『父の誘惑、羊の劣情』の続編に当たりますが、前作は一切読まなくても大丈夫な仕様となっています。

ブレーメンからパリに流れてきたセバスチアン(セブ)と、前作でも少し顔を出した彼の悪友?ウーヴェが主要な登場人物です。皆あの頃よりは悪い意味で成長しています。

あと『俺自身を超えた恋について』にちらっと登場のパリジェンヌ、クロードも今回初登場します。となると、これらの作品の架け橋になるのでしょうか?

 

予め書いておいた方が親切かと思うので無粋をすると、今回はバッドエンドです。フランスの小説や映画がハッピーエンドになることなんてまず無いという偏見を釈明代わりにしておきます。椿姫は肺を病み、ジャン・ギャバンの企む悪事は大抵失敗します。


構想の上では一応バスティ・ザ・バスタード3部作の真ん中に当たります。90年代アメリカを舞台にした3作目もぼやっとしたストーリーは出来上がっているのですが、BLにならなさそうで頭を抱えています。ここまで来たならば是非とも書きたいものです。

しかし最初は全く違う文芸賞へ応募しようと思っていた作品群ということを考えると、遥けくも来つるものかな。