もう一つのシリーズ

 二度目まして、蟲澤です。

 

 『怪異譚』の改稿が遅々として進まず、次話投稿の目処が一切立っていない中で、別のSSシリーズの投稿を始めてしまいました。

 

『猫とギターとチョコレート』、略して『猫ギタ』。このシリーズには一切の怪はなく、淡々と進む少し優しい日常を描いたSS集であります。

 

 如何せん、社会経験のない青二才の作品でありますから、リアリティは欠如しまくっていることでしょう。

 

 社会人カップルの同棲している日常などと言うものは、作者にとっては非日常に他ならず、全編ファンタジーのようなノリで綴っております。

 

 ネタが思い付けば書く、と言う程度の心底緩いシリーズでありますから、現状書き溜めてある分の投稿が済んだなら、また長く沈黙を貫くことになるやも知れません。

 

 そんな『猫ギタ』シリーズを投稿するに至ったのは、この作品へ少なからず思い入れがあるがためでしょう。

 

 実のところ、『怪異譚』にはある程度の区切りのようなものが存在しているのですが、この『猫ギタ』にはそれがないのです。

 

 紡がれることがなくとも、彼らの日常は続いていく。

 

 それがある種『猫ギタ』のコンセプトのようなものであるのかもしれません。

 

 さて、長々と書いても致し方ありませんので、この辺りで締めさせて頂こうと思います。

 

 最後に、拙作ではありますが、私の作品を読んでくださった方に心からの感謝を。