バレンタインSS
「先輩、愛していいですか?」
バレンタイン企画ということで、お一人でもコメントせっかくくださったのでSS置いときます(^^)
先輩から城崎にチョコ渡してほしいってことだったので、それは本編にとっておきます。
今回はSSなのでさらっと。
遅くなってすみませんm(_ _)m
・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+
明日は2月14日、バレンタインデー。
先輩に本命チョコをあげるため、俺は朝から張り切ってキッチンに立っていた。
先輩はまだ寝てるみたいだけど。
昨日たっぷり可愛がってあげたので、昼までは起きないと思う。
「ふぅ…。久しぶりだけど、できるかな…?」
作るのはフォンダンショコラ。
先輩は甘い方が好きだから、ミルクチョコレートで。
甘ったるい匂いに包まれながら、色々考える。
もし先輩と付き合ってなかったら、俺、チョコに精液とかぶちこんでるかもしれない…。
なんて………、ははは。
冗談でも考えるもんじゃねえな…。
「城崎ぃ……、甘い匂いする……。」
「え、起きるの早いですね。」
「何作ってんの…?」
ふらふらとキッチンに現れた先輩は、ぎゅーっと俺の背中から抱きついてくる。
まだ眠たそうで、舌ったらずなのがまた可愛い。
「本命チョコ。」
「誰にぃ…?」
「先輩以外渡す人いませんけど。」
寝ぼけているだけなのか、俺を試しているのか、
真意は分からないけど事実を伝えると、ふにゃっと顔を緩める。
「俺の〜?」
「そうですよ。」
「じゃあ味見してもいー?」
「だめ。出来上がった方が美味しいし、バレンタインは明日でしょ?」
「意地悪…」
と言われても…。
俺だって早く食べてほしいけど、やっぱこういうのは当日に渡したいよな…。
手際よく進んだので、あとはオーブンで焼いて盛り付けるだけ。
あーあ、チョコ余っちゃった。
どうしようかな、これ。
「先輩、チョコ食べたい?」
「うん。」
「じゃあそこ、座ってて?」
ダイニングに座るよう促す。
先輩は何故かそわそわと俺の方を盗み見ていた。
どーせ、エッチなことでも考えてるんだろう。
「はい。ホットチョコレートです。」
「へ?」
「何想像してたの?」
わざとらしくそう聞くと、先輩はカァッと顔を赤らめて俯いてしまった。
先輩とチョコレートエッチ。
…………燃える、かも。
「…………美味しい。」
「先輩用に甘くしておきましたから。」
「ねぇ……、おはようのチューは……?」
上目遣いに迫られ、ポリポリと頭を掻く。
本当は先輩が寝てる時にしたんだけど。
「んっ…」
「甘……。先輩、ごちそうさまでした♡」
「う、あ、ぇ……」
「何狼狽えてるんですか。先輩からしたいって言ったくせに。」
いつまで経っても可愛い反応を見せてくれる先輩に、俺は内心振り回されっぱなしだ。
「先輩、今からまたベッド行く?」
「え?また寝るの?」
「ぷっ……(笑)寝るだけだといいですね?」
俺は先輩を寝室に連行した。
そのあと何が起こったかは、皆様のご想像にお任せするとしよう。
fin.
・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+・:*+..:+
Happy Valentine♡
オチというオチなくてすみませんm(_ _)m
城崎→先輩へのバレンタインでした。
2022.02.18 祈