完結しました「とめどなく、おしみなく、たえまなく。」

「とめどなく、おしみなく、たえまなく。」

https://fujossy.jp/books/23111

 

本日更新分にて完結いたしました。

 

全87話、一日も欠かさず毎日更新できたことが嬉しいです。その間には一話読み切り「おまえやないと、あかんねん。」を書き、更にはSS「その恋の向こう側」番外編「迷えるショコラ」を書くこともできました。ひとえに読んでくださる皆々様のご支援の賜物でございます。ありがとうございます。

 

「とめどなく〜」はこのあと春庭の呼び名でおなじみの同人誌即売会イベント新刊としてブラッシュアップし、紙の本にする予定です。文庫サイズで、分厚い1冊、もしくは上下巻の2冊になります。

 

更にその後には電子書籍(Kindle)化するかもしれません。そうなるとフジョッシーでは非公開とさせていただくことになります。まだ先の話ですが、その際にはご理解の程よろしくおねがいします。

 

 

以下、「とめどなく〜」の裏話となりますので、未読の方はお気をつけください。

 

 

 

 

 

このお話、出てくるキャラクターたちには共通点をもたせました。それは「世襲」とでもいうのか、親の仕事を継ぐ、という点です。

 

教師の子は教師に(朔弥)

酒屋の子は酒屋に(伊武季)

アスリートの子はアスリートに(成田)

医者の子は医者に(瀬谷)

冬真の親の職業は明かしてませんが、おそらく普通の会社員なので、彼もそうなるでしょう。

安藤朋夏も不動産業につく気がします。

 

親の作った道しか歩めない、許されない……という世襲制度の犠牲ではなく、そういう環境をメリットとして、自ら志す、目指すというところに重きを置きました。

 

実はこれ、鍵山優真選手を見ていた影響です(笑) 親がオリンピアンで幼少期から当たり前のようにその競技をやり、そして「恵まれてるんだから、うまくできて当たり前」の視線に晒され続ける中で、実際に勝ちを掴みに行くことの厳しさ、難しさ。それを「楽しい」と言い切れる心身の強靭さ。

 

そのあたりをBLに落とし込みたかったのでした。

(連載中に銀メダルをとり、ほんとうに嬉しかったです)

 

皆様にも少しでも楽しんでいただけたら、嬉しいです。

 

ありがとうございました。