こんにちは🌸 ご挨拶と御礼

大分辺りが春めいてまいりました。

いつも私のお話をご覧いただき本当にありがとうございます。鳩愛(はとあ)と申します。

 

遅ればせながら、このたび、拙作『伴侶君』が5分で感じる「初恋」BLコンテストで賞を受けさせていただきましたこと、本当に感謝申し上げます。

 

『伴侶君』は一昨年の冬に実際に私が見た夢をベースに書いたお話です。

夢の中では伴侶君がとても不憫な目に合っていた辺りまでで目を覚ましたので、目覚めた時にとても切なく哀しい気持ちになりました。(お姉さんはお人形さんみたいに美しく、金髪まき毛です。私の視点は『僕』なので僕の容姿は分からないです。お姉さんと同じ色合いかな?)

 

これでは浮かばれない!と思い、夢を見た翌日に忘れないように半分ぐらいまで書いて、

「はて、このはじめのやりとりを活かすとMVでいったらティザーの状態で終わってしまうし、しかもこの雰囲気を壊さないように最後まで終わらせるとR18にはなり得ないな?」とそのまま一年ちょい封印。

 

このたびのコンテストではもしや日の目をみることができるかも、と締め切り日数残りが伸びたとのツィートを散見し、それにより背中を押され『書こう!書いてみたい!』と強く思い立ち、一気に書き上げた次第です。

 

なにせ投稿まで時間が数時間しかなく、慌てた私は『伴侶君』の表紙写真として、趣味である自作レジン作品の色合いを確認するために日の光にあてながらとったお写真を選びました。寒い冬の夜の親子の語らいから始まる物語であるので色合いと形が雪だるまの雰囲気に見えるかな?と思えなくもなく。

 

このレジン作品自体、二つのモールド(型)を組み合わせて作った手間のかかる、自分の中では意欲作でもあったのですが、まだ加工されないで三つは手元にあるため、その子たちも浮かばれでよかったです。

 

作中、あの子供たちはいったい誰なのだろう? 

伴侶君の空白の時間、『僕』はどうしていたのだろう?

僕と伴侶君の今の年齢差は? 今は何をしているの?

など、全てきちきちに決めてつけてしまいたいような……。

でも余白は残しておきたいような。

 

そんなふわりと童話風味の残ったお話しになったのではないかと思います。

ひっそり片隅に置かれていた伴侶君をお手に取り、ご覧いただいたこと、本当に感謝申し上げます。