「恋なんかじゃない」 お花見ss🌸玲央×優月

前回春休み宣言して、普段の更新しないと思ったら気が楽に…。 Twitter(@yuuri_likes)で飾ってた桜の写真がめちゃくちゃ綺麗だったので。 それを使ってお話書きたくて。 文章三分で書いたお話です。とっても短いですが。写真が綺麗です♡ 休憩中ですが、少しだけ…。

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「恋なんかじゃない」 

https://fujossy.jp/books/21500

 

 

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【side*優月】お花見ss🌸玲央×優月

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 めちゃくちゃ、桜、綺麗。
 青空と、満開の桜、そよそよ流れる川。その川に浮かぶ花びら。

 

 

 綺麗すぎる…。
 ぽー、と見ていたら。

 

 クスクス笑う玲央に、上の道に戻ろう、と言われた。

 

 うん、と頷きながら、河原から、上の桜の歩道につながる階段を上る。


「優月、こっち」

「あ、うん……ぅわっ」
「……っと」


 木の根っこに引っかかって、つんのめった所を、玲央が咄嗟に支えてくれた。
 は、と気付いた時には、玲央の腕の中に倒れ込んでて。


「あ。ありがと。ごめんね」

 

 言うと、むぎゅ、と、一瞬、抱き締められる。

 

「いいよ。かわいーし」

 

 クスクス笑ってそう言う玲央は、ちゅと額にキスして。
 それから。ちゃんと、立たせてくれた。

 

 玲央の手が、目の前に差し出される。

 

 

「手、つなぐ?」
「うん」

 


 嬉しくて、頷くと。
 玲央が、優しく手を、繫いでくれる。

 

 


 ああ、なんか。


 この道。


 終わらなければいいのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

     -Fin-