J庭51御礼と「とめどなく~」非公開のお知らせ

私にとっては初の自サークル参加の「J.Garden51」、おかげさまで無事に終えることができました。会場で拙作をお手にとっていただいた方も、通販ご利用の方もありがとうございました。

また、こちらのサイトで読んで下さった方もありがとうございました。

思いがけずたくさんのリアクションをいただく作品となり、大変嬉しいです。

 

「アルファとオメガの向こう側」のときにも初期段階から(私の作品にしては)リアクションを多くいただいていて、当然のことながらとても嬉しく思っていましたが、その反面、「さすがオメガバースは人気ジャンルだな~」なんて、どこか一歩引いた感覚があったようにも思います。

 

でも、今回はオメガバースではないですし、"拙作あるある"ではございますが、ごく凡庸な高校生たち(と先生)の物語です。もっと意地の悪いことを言い方をすれば、"作家あるある"の「風呂敷広げてキャラ増やして群像劇書こうとしがち」の典型の作品でもありました。群像劇を群像劇のまま作品として昇華するというのは実はすごく高度な技術だと思っています。私にはそれが書ける力量はないな、と思って今まで避けてきました。

今回、それに挑戦できたのは、私にとって、とても良い経験となりました。

 

果たしてちゃんと「書けていた」のか、私には判断できません。評価は常に読者がするものだからです。

ただ、エンドマークがつけられてよかった、と思いました。朔弥も、伊武季も、冬真も、成田も、そして瀬谷も、みんなが愛しくて、彼らを書けてよかった、と思いました。

 

J庭では、Fujossyで知っていたわけではない方にも、同人誌となったこの物語を手に取っていただけました。それも何人も。

 

絵の好き嫌いであれば一見するだけでもある程度の答えが出るものですが、小説はそうはいきません。あらすじを読んだり、たった数ページの試し読みをしたりしたところで、自分にとって「当たり」の作品かどうかなんて分かりません。それこそ最後の最後まで目を通さねば答えは出ない。しかも今回の私の同人誌は文庫サイズにして1.9mm、372ページ読んで初めて結論が出るわけです。(その前に基本的な文体が気に要らないといった理由で冒頭5ページで放り投げられる可能性もありますが)

 

そんな一か八かの賭けみたいにしてお迎えしてくださった方々には、これから毎日幸せを祈り、そしてその賭けに勝つことを祈ります。

 

 

さて、その「とめどなく、おしみなく、たえまなく。」ですが、このたびKindle電子書籍にて発行の準備のため、予告通りこちらのサイトでは非公開とさせていただきます。ご了承くださいますようお願い申し上げます。なお、いままでの感想等はスクショし、泣きたい夜には読み返します。

 

後で読もうと思ってたのに忘れた~

しまった、途中までしか読んでなかった!!

という方もいらっしゃるかもしれません。

関心をお寄せいただきありがとうございます。

が、基本復活はしませんので(何かの折に戻す可能性はなくはない)、どうしても読みたい~という場合には、通販またはKindleをご利用の程、よろしくお願い申し上げます。

 

ご愛読いただいた皆様には、

心からの愛を送ります。

とめどなく、おしみなく、たえまなく。

ありがとうございました。