振り返りとご挨拶。

今日は大晦日ですね。私は冷えなのかストレスか胃のもたれがひどいです。

こんにちは、秋羽カンナです。

 

【僕らの秘密は血と蜜の味】が完結して、もうすぐ一週間になりますね。

さすがに翌日は頭が疲れていましたが、今まで書いていた時間のほうが長かったので、意欲が高まっているところです。

 

今回は御礼と個人的な振り返り、そして次回作?についてのお話をば。

 

まずは拙作【僕らの秘密は血と蜜の味】をご覧いただいた皆様、しおりやお気に入り、いいねなどの反応、ブログの閲覧等ありがとうございます!

こちら側からはコンテストの投票数はわからないのですが、票を入れていただいた方がいらっしゃいましたら、こちらも御礼申し上げます。

 

今回の作品は「書き上げること」を第一目標に書いていました。実際は、うーん……とうなってしまう点も多く、何よりメインCPの片割れであるユーヤの出番があまりにも少ない、という反省が強いです。というより、細かな誤字脱字(最終話の鼻孔→尾行など)や展開の速さが目に余りますが、そこに目を瞑ろうにも、ユーヤの出番や感情の揺れなどが書けなかったのが大きすぎるなと。

作品の舞台が基本的に恭隆の会社を軸に動いていた前半部分を、もう少しユーヤに持っていくことが出来れば……(7話の小休止回は最たるもののような気もします。でも後日談として、あの処理は書かないと、と思って書き進めました)

 

執筆中から頭を抱えることが多く、それでもなお書き続けられたのは目標があったこと、そして見てくださっている方がいるというのが可視化されていたことに他なりません。

 

少し、裏話を。

7話の小休止回を生み出し、ユーヤの出番を奪っていったサブ二名こと田崎と荒川のことです。(プロット時点でもあまり出番がなかったのですが、あっさりと後日談を書いて恭隆とユーヤのイチャイチャを書こうと思っていたんですよ?)

田崎はもともと1話で出してから、会社シーンで出るだけのモブ扱いでした。最初は「社員」とだけ書いていたんです。しかし、なんだかパンチが弱いなと思い、ユーヤと同じ吸血鬼にして「こんな身近に吸血鬼がいたんだよ!」というアピールにしようと思ったのです。

そして、人間と吸血鬼の共存についての一例にしよう、とネタを練りました。

 

荒川は……ほんとこうなるとは思っていなかったキャラでした。元々は人間に興味が全くないキャラでした。吸血鬼が隠れて生きる側になっていることが許せなかった、最初打算的な印象があったのはこのイメージ先行で書いていたからです。(つまり植原の存在はなかったのです)

純然たる敵側の吸血鬼、でもよかったのですがそれでは味気ないと、作品のタイトルになっている「秘密」を抱える男になってもらおう!と路線変更。途中からやけに人間臭くなったな?と違和感を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか……。計画性がない。

(あまりにも行き当たりばったりで、荒川の名前が初登場時と植原との電話の話の際、違っていたことにお気づきになられた方もいらっしゃったのではないでしょうか。作者は公開後しばらくたってから気づきました)

 

これだけ主人公の片割れから出番を奪っていった二人ですが、次回作扱いになる予定の番外編ではメインを張ってもらおうと思っています。同時進行予定で、ゆっくり更新になりますが、よろしければ引き続きお付き合いいただけたらと思っています。

もちろん、その合間には恭隆とユーヤを……!出したい……!

 

未知の領域だった吸血鬼というネタを支えた参考資料もいくつかありました……!

そして、支えてくださったのは読者の方、参考資料……表紙!いぬい様ありがとうございました! 感想絵やサンタコスユーヤなど、かわいらしい一面を書いてくださり、感無量です。

 

 

長くなってしまっても申し訳ないので、この辺りで失礼いたします。

もし本編をお読みになって「これはおもしろいな」と思っていただけましたら、いいねなどの反応、コンテストへの投票をどうぞよろしくお願いいたします。

そして、これからはどんどん更新したいと思っていますが、Twitterもやっていますので、たまに覗きに来てみてください。

 

私の話を読んでくださっている皆様に、最大級の感謝を込めて。

 

末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈りしつつ。

よいお年を!